気仙沼日記 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

 9月1日に釜石に行ったついでに、釜石線で遠野まで足を延ばしました。

 遠野名物のジンギスカンが目的です。駅前の観光協会で自転車を借りて、発祥の店といわれる「あんべ」に行きました。ここで食べるのは3回目か4回目です。ラムのモモと肩ロース、地ビール「ズモナ」を堪能しました。




 岩手県の遠野市は僕にとって、特別な街なんです。

 20歳のころ、柳田国男の「遠野物語」を読んで、人生を脱線しました。機械工学科を中退し、本ばかり読んで、山ばかり登っておりました。

 遠野駅から歩いて10分ほどの「とおの物語の館」に柳田国男の胸像があります。「こんちは、おっさん。また来たよ」とあいさつしてきました。これまでは「あんたのせいでさあ、おれさあ…」と毒づいていたのですが、今回は心おだやかに会うことができました。気仙沼に落ち着いたからかなあ。 (9月5日)