2日前に町内で起きた熊による死亡事故が町民を動揺させています。
各地で人身事故が相次いだ昨秋に、大量出没しても無事故だった西和賀町だからです。
平地に出てきても山と環境があまり変わらないので熊たちがリラックスしているのでは…と僕は感じ、共存に近い状況だったと見ていました。
今回の事故は、子を連れた母熊によるものだそうですから、そのようなレベルの話ではないのでしょう。
薬王堂の入り口には貼り紙があって、自動ドアを手動ドアにしていました。
有効な対策だと思います。
ガラスの入り口(内部が暗く見える)は、熊にとっては身を隠せる穴かヤブに見えるでしょう。
ニュースで、熊が入り口ドアから入ろうとした…などと言いますが、「入ろうとする」行為には違いありませんけど、自動詞と他動詞の違いみたいに、熊は身を隠したくてドアに誘引されるのでしょうから、意図的に〝侵入〟するわけではないと思うのです。
ともかく、それぞれが自らを守る対策を考えなければならないのでしょう。
僕の場合は、今年から山に登る際には熊鈴をつけることにしました。
熊に関しては僕が全幅の信頼を置く佐々木真理子さん(雪国文化研究所)に勧められたからです。
効き目はあるようですけど、万一があった時に周りから「熊鈴もつけていなかった! あのバカ!」と言われるのもシャクだから…というのが理由かな。
風向きによっては有効と思われる蚊・虫除け線香も山には持参します。
熊は鼻がいいそうですから、音より匂いの方が伝わる場合があるでしょう。
もちろん虫除けしている気分にもなれるわけです。
虫除けにはハッカ油を使っています。
水で薄めてスプレーに入れています。
夏場のアブにけっこう効きます。
刺されたらムヒみたいな薬を塗ります。
それらの匂いは、もしかしたら熊除けになるかもしれません。
きょうは昼過ぎから一気に青空が広がりました。
和賀岳の稜線に目を引かれます。
熊がこわくて山には登れない…というのは脇に置くとしても、むしろ山より里の方が熊の危険は大きいように感じています。
山に棲む熊の密度は極めて低いというのが実感です。
大野もっこりの郷の田んぼにも水が入り始めました。
4年前だったか、田植え初日に田んぼの中に熊が歩いた跡があったのを思い出します。
熊対策にひとつの答えはないと思いますが、今回のように人里近くで害を及ぼした(及ぼすおそれのある)熊に対しての答えは〝銃弾〟しかないと考えます。 (5月22日)





