最近 聴力が落ち
日常的に補聴器を装着しています。
作成時は耳穴に耳型を合わせて作り
ハウリング(ピーピー鳴る音)は
少なかったのですが、
今は作ってからかなり年月が経ち
古くもなったせいか?
ハウリングが少しの動きで出て
煩くてしかたがなく
かなりのストレスになり
補聴器のスイッチをOFFに…

そうすると突然に静穏な世界に。

私ってこんなに聴こえてないんだ…
現実を突き付けられて
悲しくなり落ち込みます。


プロフィール記事にも
書いてあるように
私は幼少時から
両耳が難聴です。

小4に2回、
中2と中3で1回ずつ、
そして成人してから1回
耳の手術を受けました。
日帰りの小手術を入れると
6回手術をしたことになります。

痛い思いも 怖い思いも しましたし、
幼い頃の手術は
足の大腿(腿の前側)から皮膚を取り
鼓膜の代わりに移植するというものでした。
この時の跡は
今もクッキリと左の腿に
残っています。
それが原因でイジメにも遇いました。
幸いに私本人は
あまり気にしなかったというか、
自分では 頑張った勲章みたいな
そんな気持ちでいたので
「気持ち悪い!あっち行け!!」
なんて言われても
ピンと来なかったのです。
まだ 自分が難聴であることも
自覚出来ていなかったのでしょう。
プールに入れない事が悲しい…
それだけが記憶にあるのです。
小学校の時に聾学校に連れて行かれ
詳しい聴力検査をした時に
「ここにいれられちゃうのかな?」
って少し怖いような 特別な所?
そんな気持ちになりましたが、
入れられる事無く検査だけで済み
自分は特別じゃないって
思ったのかもしれませんね。

障害があるって実際に実感したのは
進路を考え始める高校生になってから。
祖母には就職出来なきゃ
お針子さんになればいい…
そう言われてました。
耳が悪いと就職できないんだ!
そう自覚したのです。
親戚のコネで病院事務はどうだ?
って言われて 
考えるも何も自分がさんざん
お世話になった病院で働けるなら、
そこで任された仕事を一生懸命に
頑張ろう!
ただ その思いで頑張りました。

難聴と一言で言っても
相手との距離や
声質や音の大きさなどで
聴こえる音、聴こえない音があります。
私の場合、
面と向かってある程度の声で
ゆっくりと話してもらえれば
何とか聴こえます。

今年度前期の朝ドラ『半分 青い』
あのドラマで
自分で理解出来ていない難聴の事
幾つか知りました。
音の方向が判らないこと!
平衡感覚が弱いこと!
耳のせいだったとは。
すずめちゃんは中途失聴者だけど
私の場合は物心ついた頃から
段々と聴こえが悪くなって
手術を繰り返しても
聴力は変わらなくて
どんな音が本当の音なのか
元々が判らないため
今 聴こえているのが私の普通の音、
正に自己中心的な考えだったのです。
(苦笑)

それでも社会に出れば
人の命に関わる仕事だけに
不便も感じて
電話を取るのが怖かったし、
失敗が怖かった…
職種も倉庫係り的な物相手の仕事に
配属されました。
仕事を辞めて母親になり
子どものことでPTAや面談など
大事な話が聞き取れないと困る…

そこで高価だけれど思い切って
耳かけ式の補聴器を購入しました。

両耳難聴なので両耳に装着した方が
ホントは良いらしいのですが
私の耳は手術を何度もして
その際に耳の骨を削ったりしていて
左耳穴の形が普通ではなく
左耳には補聴器をつけられません。
右耳だけ補聴器をつけています。
当然左右の音のバランスは
今まで以上に悪くなるので
補聴器のある右は良く聴こえるけど
何か疲れてしまうので
必要な時だけ
補聴器をつける事にしました。

歳を重ねる毎に聴力が落ちたなぁと
日々思うようになり
病気も関係していると
漢方薬剤師の先生にも言われ
聴こえない不便さで
イライラしてしまう事が増えて
日常的に補聴器を使うようにしました。

30にしていたTVの音量🔊が
24になりました。
補聴器をつけていても
聴き取れない音があります。
字幕放送はまだまだ必要です。
補聴器のハウリングの音が
ホンの少しの動き(顎を動かす度)に
煩くて鳴るので
ストレスに弱い私には苦痛です。

補聴器のスイッチをOFFにします。
急に聴こえなくなります。

悲しくなります。
これが現実なのだから
仕方がない。

体の痛みだって
そう思って耐えてきたのだから
耳の聴こえは50年以上の
付合いなんだから。
痛い事と比べたら
元々無い音を欲しても
無いものねだりのワガママかな。

お金があれば
もっと良い補聴器買えるかな。
(苦笑)

いや
物は考え様かな。
前向きに捉えれば
今 聴こえる音の良さを
ありがたく思わなくては
全壟の方に申し訳ないかな。

落ち込みながらも
昔を少し振り返りながら
書き記すことで前向き修正できたかな?

長文お読み下さり
ありがとうございました。
前向きモットーで
頑張ります!