今日は父の命日です。

体調がスッキリしないので、お墓参りをやめにしました。

ごめんね、父さん。



平成11年6月25日
朝から雨の日でした。

早朝明け方、鳴り響く電話の音で起こされました。

兄から、父が救急車で病院に運ばれた… すぐ来るように…と。

慌てて着替えて主人と病院へ。
脳幹出血で助からない…と。

その日は、当時小3の息子が市の音楽発表会でお弁当もち。音楽劇の中で息子は大役をもらい、見に行く予定でしたがそれどころではありません。
急ぎ一旦帰宅して、お弁当を作って送り出し、娘の保育園は義母にお願いして再び病院へ。
ただ、呼吸荒く眠る父の横で心拍・血圧のモニターの音が鳴り響いていました。
時折強く降る雨…
せめて一度だけでも意識を戻して…の願いも叶わず父は遠く旅立ってしまいました。
最後、言葉を交わすことも看病も出来ず、突然の別れでした。



父の死は新聞の記事にもなり、葬儀には実家のある村では今まで見たことのない程の参列者の数でした。
父がこれまで大事にしてきた人との繋がりや「あきさん」と皆さんに愛されてきたことや、父が残したモノの偉大さを知りました。


父の死を受け入れるのに、随分と時間がかかりました。
父の死の少し前にある事件があり、私の心はかなり病んでいました。精神的にボロボロな状態で、上辺ばかり繕い日々を過ごしていました。そこに追い討ちをかけるような父の死… 
今、思い返せばよく生きていたな…と思います。
きっと天国の父に支えられていたのかな。


その後数年間、精神状態が不安定な日々を過ごしましたが、今の状態に戻るまで、多くのモノに助けられました。そして、父の教えが傍にありました。

まだ、父の死からある意味卒業出来ていない私なのかもしれませんが、父の見守りと支えのお陰で3年前の母の急死も乗り越えられたと思っています。


何年経っても、父さん!貴方は偉大な父です。そして、貴方の娘であることに感謝です。

ありがとう 父さん