歌舞伎座「三月大歌舞伎」昼の部に行って参りました | 妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

2016年9月病院で愛妻が亡くなりました
夫は翌年大学生になった娘と愛犬2匹と暮らしていました
2022年11月二女が動物病院で亡くなりました
2024年1月に三女が後を追うように亡くなりました
大学生の娘と二人家族になりました

今朝の横浜の空、どんよりと大きな雨雲に覆われています。昨日と違って今日は晴れてくる見込みです。

さて私はブログの更新をほぼ毎日行っていますが、前日にあったことを翌朝日記がわりに綴ることを原則としています。毎朝きっちりと6時に起床しますので、出掛ける9時頃までには家事をこなしながらでも、たっぷりと時間があります。実は一昨日は歌舞伎座に行ったのでした。「三月大歌舞伎」昼の部の観劇です。当然昨日のブログはこの件で更新するはずでしたが、なんと起床した時刻が午前8時46分、出掛けるまで45分しかありませんでした。そんなわけで昨日は休載し、遅ればせながら、本日歌舞伎観劇のこと綴ります。

最初の演目が「菅原伝授手習鑑 寺小屋」です。岳父吉右衛門の当たり役の1つ松王丸を菊之助が初役で演じました。菅秀才の身代わりとなる小太郎も長男の丑之助が演じての親子共演。恩義に報いるために我が子を犠牲にする松王丸と千代(梅枝)夫婦の葛藤、現代人にはにわかに理解し難い場面ですが、歌舞伎の名場面を堪能しました。

次の演目は「傾城道成寺」、四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言として上演される本作を、次男の当代雀右衛門が演じました。

最後の演目は「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)」。幸四郎も綱豊卿を幾度か演じていますが、仁左衛門の綱豊卿に幸四郎(当時染五郎)の富森助右衛門が、ベストの組み合わせですね。梅枝がお喜世を演じたことで孝太郎が江島に回りましたが、これも良かった。数多くの新歌舞伎の名作を残した真山青果の傑作を堪能いたしました。