長女の成績が伸びたので父親はホット一息付いたのでした | 妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

2016年9月病院で愛妻が亡くなりました
夫は翌年大学生になった娘と愛犬2匹と暮らしていました
2022年11月二女が動物病院で亡くなりました
2024年1月に三女が後を追うように亡くなりました
大学生の娘と二人家族になりました

昨日大学2年生の長女の通う大学から1通の封書が届きました。

新学年の授業料の請求書にしてはちょっと早いなと思い開封して見たところ、成績通知書でした。

父親の希望としては特別優良な成績でなくても全然構わない、ただ留年だけはしてくれるな、という1点なのです。

理由の一つは1年間大学への納付金だけで100万円(私学文系としては標準、あるいは低い方かも知れません)という金額がかかること。もう一つは同期入学した人たちと一緒に卒業式を迎えて欲しいということです。

私は42年前に東京の公立大学を卒業しました。当時の公立大学の授業料は年間たったの1万5千円でした。当時のお金でもメチャメチャ破格の金額です。私立文系でも10万円は超えていましたので国公立と私学の格差は今よりも遥かに大きかったのでした。そんなわけで大学4年間を遊び呆けた私は、軽い気持ちで1年間留年したのです。しかし、翌年の卒業式で知った顔はいましたが、皆下級生です。その日は卒業式を終えて昼過ぎ、すでに入社を決めた会社に直行してアルバイト勤務をしました。従って晴れて大学を卒業した日の思い出が皆無なのでした。今も年に2〜3度大学の友人たちと会っていますが、やはりこの人たちと一緒に卒業しておけば良かったと思うのです。

長女はこのほど無事に3年生に進級できることが確定しました。長女の通う大学では単に履修単位を稼げばいいのではなくて、平均ポイントが一定の水準を超えないと卒業出来ない仕組みなのです。今回の成績水準でそれもクリア出来る見込みが立ちました。昨夜はホッとして美味いビールを飲んだ父親でありました。