大相撲が面白くなって来ました。
昨日の11日目、2敗で健闘していた千代の国が故障で欠場した時点で賜杯への興味を失った人も少なからずいたと思います。
何しろ盤石とはいえずとも一人横綱の白鵬が全勝で、2敗は玉鷲一人切りです。もし昨日の取り組みで白鵬が全勝を堅持し、玉鷲が敗れた場合は、金曜日に白鵬が13勝で優勝を決める可能性が濃厚となり、味気ない土日の大相撲になることも予想出来ました。
この予想が覆りました。殊勲者の筆頭は昨日の御嶽海です。序盤を沸かせた立役者でしたが、故障で途中休場からの復帰相撲でいきなり横綱と当たりました。しかし、この取り組みが大ヒットでした。痛めた左足を引きずりながらも全力で白鵬を撃破しました。
そしてこれまで横綱に全敗だった玉鷲が、今日の結びの相撲でまさか、まさかの大勝利です。3敗に先場所優勝の貴景勝も控えており、優勝争いは混沌として参りました。
それにしても大関陣は不甲斐ないですね。でも両関脇の奮闘で優勝争いは一気に加熱しました。残る3日間が楽しみになりました。
御嶽海、玉鷲に感謝です。そして貴景勝の連覇にも期待しています。