船橋に行きました、母親の施設訪問しました | 妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

2016年9月病院で愛妻が亡くなりました
夫は翌年大学生になった娘と愛犬2匹と暮らしていました
2022年11月二女が動物病院で亡くなりました
2024年1月に三女が後を追うように亡くなりました
大学生の娘と二人家族になりました

今年97歳になる母親はとても元気なのですが、一昨年施設に入所してから認知症が急速に進んでしまい、もはや娘、息子以外は認識出来なくなりました。

あれほど亡くなった父親のことをいつも忍んで感謝の言葉を忘れなかったのに、最近は父親の名前にも反応しなくなりました。

逆に自分の父親が今年120歳でまだ健在だと言うのです。母方のお爺ちゃんはとうの昔に亡くなって、仮に生存していたら120歳どころではないと思うのですが、どうしてこのような妄想が生ずるのか、同行した姉共々苦笑せざるを得ません。でも短い時間でもとても落ち着いて話が出来ていて、施設側から見てもとても扱いやすい入所者ではないかと思われ、安心出来るのは有難いところです。

ただ一つ分かったことは人間は年をとるにつれて段々と子供に帰っていくのだなということです。とても落ち着いて荒唐無稽な昔話を語る母親を見るにつけ、そのように思います。

それでも長生きしていただけるのは本当に有難いことです。なんと言っていいのか、母親本人が今幸せなのかどうかは分かりませんが、私たち子供達は少なくとも不幸ではありません。

食事の時間が来たので、面会は10分ほどで終わりました。この施設では食堂に家族が入ることは出来ません。姉が車椅子を押して食堂の前で母と別れました。