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天体写真において、もっとも多く階調を割り当てられる被写体は「星」です。
星は16ビット65536階調の中で、実に数万カウントものレンジが付与されます。
対して星雲に割り当てられる階調数は、どんなに頑張っても数千カウント程度。
従って写真の素材性を考えた場合、星は最も美しさを放つ能力を秘めた被写体と言えるでしょう。
星の美しさなしに、天体写真は語れません。
よく、星が煩わしいと言いますが、それはカメラか画像処理の手法のせい。
星雲を綺麗にしたいばかりに星が汚くなってしまった画像はいくらでもありますが、
星が美しい写真で星雲が汚い画像って…ないものです。
星の階調を丁寧に扱い、素材の美しさを引き出してやることこそ…処理手法ですがるべきガイドラインなのです。
 
そこで、星雲写真ファンには残念ですが、星雲という被写体はオマケだ…と考えてみます。
そのように思考することで、今までの既成概念が払拭され良い方向に働く可能性があります。
 
「星雲を撮る気はなかった。星を綺麗に写したいと思っていたら、意図せずたまたま星雲が写り込んでいた。」
 
…このように考えるのです。
 
昨夜述べたテーマとも重複しますが、これは無作為な天体写真を得るための自己暗示ともなります。
実践の前に、まずはこれを唱え意識変革することから始めてみましょう。
「星雲はたまたま写るもの。星が大事、星を美しく撮るんだ。」