今から5年前ですか。
今日は、だいぶ以前にEF200mmF2.8+5D(IR改)で撮影したアンタレス付近を処理してみました。
正直言って、ギブアップ。

言い訳になりますが、
デジカメで撮影した画像をPSで処理していると、画像処理というよりもレタッチというニュアンスが強いです。
冷却CCDのFits画像は、「コレをこうすればホラ、こうなるでしょ。」という論理的な進め方が可能なのですが、デジカメだとそれが通用しにくいですね。こういう淡い対象だと、特にそれを強く感じます。ノイズやトーンジャンプをごまかしてごまかして…ようやくモノにするっていうイメージでしょうか。
デジカメ天体写真の画像処理、すごく久々にこのフィーリングが蘇りました。
仕上がり結果を見ると、何だかGの透明感も埋もれてしまい、全体的に褐色じみた色合いになってしまいました。
けど、美しさよりも素材を丁寧に展開する手法を重視したので、まぁコレはコレで良しとします。

処理前後の変貌ぶりです。
ビフォアの画像は、撮ったまま未処理の素材。
一般写真とは異なり、ほとんど写っていないような状態…これが天体写真の生素材です。
僕のブログの左上にアンタレスのアイコンがありますが、天体写真やったことがない人は最初からこういう色が出てくるもんだと思っている方が多いみたいですね。僕も最初はそうでした。
これを強調するにあたり、周辺減光のムラや低空の光害かぶりなどの除去が非常にやっかいとなります。
何も知らずに強調すると、アンタレスの散光星雲が浮かび上がる前に、周辺四隅が黒く落ち込んで終了…となってしまいます。天体写真初心者の方は、これらフラット処理やカブリ処理が上手くいかず挫折する方がほとんどでしょう。特にフラット処理は、初心者・上級者共にぶち当たる最も高い壁と言っても過言ではないかもしれません。RAW現像パラメーターにプリセットされているレンズごとの周辺減光補正機能なんて、全く役に立ちません。強調度合いが一般写真とは別次元なので、まるで精度が足りないのです。
この素材は露出時間と枚数が不足しており、必要十分な協調が出来ずじまいでした。
ML16000冷却CCD+カメラレンズ(100mm?)で、近々この付近を撮影するのが楽しみです。