先日伏見のキヤノン デジタルハウスへ持参したPro9000による天体写真プリントを、再評価してみました。
評価と言っても、単に自宅の真平らなコタツのテーブルにA4プリントを並べただけです。

オリオン星雲、オリオン中心部付近、アンタレス付近、オリオン座、この4つはいずれも褪色なく新プロファイルの効果が存分に出ているようです。もし厳密には褪色していたとしても、僕の目ではその変化が見てとれません。
ただ唯一アンドロメダの写真だけは、銀河の外周光芒部分において、染料機の弱点を拭えないようでした。
やはりPro9000というか染料機の宿命的な色転びやメタメリズム(光源により色が変化して見える)の影響をモロに受けてしまうようです。今まで色々な方のアンドロメダのプリントを拝見しましたが、インクジェット染料によるものはどれもアンドロメダ外周の光芒の色が転んでいました。
それに引き換え、先週見たPRO-1プリンターのアンドロメダは素晴らしかったです。
変な言い方すると、二次元的というか平面的なプリントなんです。
どこでそのプリントを見ても、染料とちがって色が化ける気がしないのですよね。
逆に染料は悪い意味で立体的なプリントで、見る光源によってタマムシ色に変化するため、そのプリントを長く所有していたいという欲が萎えてしまう部分があります。
アート紙のテクスチャ等の存在を無視するわけではないのですが、
基本的に写真プリントというのは、二次元のド平面であるべきだと思うのです。
平面であるからこそ、そこがあたかも立体に見えるかのような工夫(=つまり立体表現)をヒト側がするんだと思う。文学だってそもそも、そこに映像や絵がなかったからこそ、その制約の中で芸術の域に昇華されたのでしょう。それと似ているような気がします。
平面的で、いつまでも美しさの褪せない写真プリントを手にしたいものです。