平日遠征の成果、第一弾のNGC7822を公開します。

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「NGC7822」
<撮影日時・場所>
2011年9月7日(水)02:06~ 滋賀県高島市マキノ町にて撮影
<撮影機材>
・タカハシ ε180ED反射望遠鏡(F2.8)、
・FLI  ML16000冷却モノクロCCDカメラ(-30℃に冷却)
・ASTRODON GENⅡ LRGBフィルター(Iシリーズ)
・タカハシ NJP赤道儀(K-ASTECモーター改造)
・タカハシ FS60CBガイド鏡、ATIK 16ICガイドカメラ、β-SGRフォーカサー
<露出時間>
L10分×8枚、RGB10分×1枚 合計110分
<画像処理>
ステライメージ6にてダーク減算・フラット・デジタル現像処理、マキシムDLにてコンポジット(シグマクリップによる加算平均)、フォトショップCS5にてLRGB合成、カブリ補正、色調補正、コントラスト調整、ノイズ低減処理


拡大画像は以下です。(画像右下をクリックしてください)
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いやー、とにかくこのエリアは中間輝星の色合いがカラフルで美しいです。
ここらは単に赤い星雲があるだけではなかったのですね。
微光星共々、この星々の色彩情報を絶対に処理過程でロスさせないよう注意を払いました。
また、中心部の星雲構造も複雑で興味深いですね。
今回は貴重な晴れ間ということで対象数優先の短時間露出ですが、その分丁寧な画像処理をしました。
というのもこの対象、想像していた以上に淡い対象なのです。
赤い散光星雲なので、パッと見明るいかと勘違いされそうですが、赤の散光星雲にしてはかなり淡い部類だと感じます。RGBは各1枚だったせいもあり、強調すると非常にノイジーでした。
その上、当夜の夜露のせいかフラットがいつものように決まらず周辺部で色ムラが発生しました。
そのためカブリ補正に苦労しました。そのため今回はPSでLRGB合成しています。
本来だったら色ムラ過多でお蔵入りかとも思われる素材でしたが、ここまで満足の行くプリントに仕上げることが出来て嬉しいです。過去につちかった銀塩ポジスキャンのデジタル補正処理のスキルがこんなところで活かされたようです。ノイズ処理については素材性と露出時間を考慮しノイズを完全に消し込むようなことはせず、若干目認出来る程度にとどめて背伸びをしない仕上がりを目指しました。


以上、この画像は星ナビに投稿します。
この日に撮影した2作品目は、来週じっくり処理することとします。