こちらは昨夜の星ナビに引き続きの第2弾目、今月の天文ガイドを入手したので予告通り何か思うこと
を書きます。星ナビについては、前回記事をどうぞ。

<天文同好会サミット2008>

というのが開催されたらしい。
普段僕は、天体写真=天文と勘違いしていたが、天体写真というのは天文学含む大きな枠組みの中のごく
一部に過ぎないことを知った。このサミットに出席している大勢は僕のことを知らないし、逆に僕もこの
存在を恥ずかしながら知らなかった。
狭いようで、宇宙に興味を抱く人々の層って厚いんだなぁと感じた。


<ウィリアム オプティック フェラーリ限定モデル>

発売されるらしい。
カーボンというのが気になる。
オープン価格とあるが、これとデジ一眼でどなたか撮影して欲しいな。
ピントを一度合わせたら、年中そのまま放置しっぱなしっていうのが理想。
写りとかきになりますし、贅沢にガイド鏡にしちゃうってのもアリだろう。


<D3Xが発売>

ついに発売されたのか。
ニコンのフラッグシップ。
それにしても、24.5メガピクセルって凄い。
値段もオープンとあるが、それなりに高価なんだろう。
いつも思うんだが、ハイスペックな製品が世に出ると「これで最後、これこそが一生もの!」
って思っちゃうんですよね。
しかし幸か不幸か、その期待・確信は1年とか2年以内にあっけなく裏切られてしまう。
あんまりスペックに依存するのは良くないことなんですが。
それでも、やっぱお決まりなので言いたい。
「D3X、君こそ最後の完成形、これぞ一生もの!これさえあれば、どこへだって行ける。
休日重い腰だって軽くなるさ!」
って、いったい値段いくらなんだ。
調べる勇気はない。


<ペンタックス鏡筒 生産終了>

前々からそんな気配はあったので、正直そこまで驚きはなかった。
星ナビに150SDPのフルセット画像があって、「美しい!」と感じた。
今後価値が高くなるんだろうな。
ユーザーはユーザーで、手放さないだろうし。
75SDHF辺り、どなたか一生ものと割り切っていかがだろう。


<国際光器 広告 ST-X完成間近(?)>

これ、どこまで本当なんだろう。
ラインナップも多く、今後これらの製品での撮像結果が楽しみ。
この広告写真を見ると、フィルターホイールって内蔵なのでしょうか。
聞いた話だと、ないとのことでしたが。
なければイプでは厳しいのですが、あるなら使えそうですね。
僕はFLIを買ってしまったので、誰かこれでガンガン撮って欲しい。
値段もきっと、国際光器とは言え前よりはぐっと安くなっていると思う。


<パナソニック コンデジで写した天体写真>

果敢とも思われるコンデジでのチャレンジを記事にしている。
シルキーやエレメンツで現像比較までしており、う~ん。凄い。


<都会で撮る天体写真>

以前より興味がある内容だが、今回特集となっていた。
撮影者について、この分野においてこだわりを感じさせられる。
一つ一つのプロセスにポリシーを持っていて、勉強になった。
そういえば、最近ISO低感度によるダイナミックレンジ拡張効果と画質改善の話題が星雲写真分野
で持ち上がっているが、この方ならISO感度変更によるDレンジ変化がどうかという考え方を持って
いるかもしれない。
ちなみに僕の意見を言うと、ISOは低くても高くても、撮影時間が同じであればノイズ・Dレンジ共に
変化はないと思う。ホワイトバランス設定と一緒で、プレビュー時の確認に違いがあるだけだと思って
いる。この方の画像は生プリで非常に高画質であるため、いずれ写真集とかを出して欲しいと感じた。


<一眼レフカメラと出かけよう>

見開きで5D2の広角写真が掲載されている。
正直、これだけ見ても画質や解像的にはカメラの優位差が見出せない。
ISO3200だと、ちょっと赤もやのカラーノイズが気になる程度か。
地上と星の両方をとめるという目的においては、達成されていると思う。


<オートガイダ超入門>

このルクバト自体を知らないので、コメントが出来ない。
ガイドウォーク等と比較して、どの辺りがメリットなんだろう。
どちらも日本語表示で、敷居が下げられているのが好印象。
アグレッシブネスとか、わざわざ英単語を会話で出さなくてもすみそう。
さらに欲を言えば、RAとかDECとかっていうのもやめて欲しい。
天体写真暦7年目、いまだにどちらが赤緯・赤経がよく分かってない。
理想は、赤緯(南・北)、赤経(東・西)と表記すべきである。
RAとかDECなどと言う暗号表現は、今すぐ廃止すべきだ。


<フォトコンコーナー>

銀塩作品部門が堅実に保持され、銀塩送るなら天ガという状況が数年前との大きな違い。
そういえば、最近ではなかなか銀塩による望遠鏡焦点の作品を見ることはなくなった。
さらに、銀塩広角域はデジタルにおいて多枚数モザイク、ぐるぐる系の星景写真はデジタルでは比較
(明)合成や冷却デジカメの長時間露出が存在するわけで、銀塩独自の映像表現・・・というものを
「誌面上で」アピールする手段は何か、ということを真剣に考えていた。
フィルムでの味わいで誌面に出来ないものとして、ポジ原版のルーペ観察というものがある。
この素晴らしさは決して雑誌で伝えることが出来ず、これについてはフォトコン云々とは別路線で
今後も継承されていく楽しみだろう。

デジタル写真の部のトップを見て連想したのだが、月面写真って月齢によって欠け際が変化し、
明瞭になるクレーター自体も日ごとに変化していくわけだけど・・・これを明瞭な部分だけを
比較合成などで集め、全てのクレーターがリアルな満月画像って、見てみたいなと。
よく月面写真で、彩度を強力に持ち上げてカラフルな写真ってのがあるけど、そんな特殊アプロー
チの一環として、デジタル時代ならではの魅せ方も見てみたいなと。
やったことある人、すでにいるのかな?
何かこの合成、マスクを使えばうまく繋がるような気がしてならない。

今月の最優秀作品はカメラレンズとイメージシフトによる広角写真が堂々と1ページを飾っており、
大変見ごたえがある。作者はきっと、このイメージ実現に至るまで様々な工夫・改善を繰り返して
きたのだろう。
思うに、銀塩が見せてくれた銀河の透明感と、デジタル作品が見せる銀河の透明感は実は別物
であり、これまで皆銀塩で表現された星世界に歩み寄るということが一つの目標でもあったわけだが、
この作品は一つの分岐的な足取りを感じさせられる。それは決別宣言みたいなネガティブな意味では
なく、デバイスの個性を重んじた自然な流れなのだろう。
一度は歩み寄り、近づいたところで派生する・・・。
望遠鏡焦点が以前そうであったように、広角ジャンルについても創意・工夫が積み重ねで今後可能性
はさらに広がっていくことだろう。後処理の自由度が高いデジタルならなおさらだろう。

その他、難物と言われるレムナントSh2-240の表現などは圧巻でとてもデジタルカメラのものとは
思えない。冷却CCDでも描出が難しいとされてきたこの対象、かつての信者はこれを見せつけられ
言葉もないだろう。このように、良い意味での期待の裏切りが積み重なって、デジタルは今後も成長
していくだろう。

個人プレイとしての優劣ではなく、全体としてその成長過程を見守っていくというのも喜ばしいこと
ではないか。