長野の遠征で、ほんまかさんとお会いしてきました。
結果は、ドン曇りでまるで駄目でした。
が、色々と話が出来て充実した一夜でした。
ほんまかさん、ありがとうございました。


さて、今日は以前からずっと記事にしたかったネタをまとめましたので公開します。
結婚後の新居をカラーマネジメントルームにしたので、その報告です。

まずは、室内全体写真を。

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大体六畳ぐらいかな。
3LDKの部屋ですが、敢えて外光の入らない密室を自室としました。
デジタル暗室というぐらいですから、外光は極力取り入れたくないのです。


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入居したてなので、今のところは綺麗です。
まだ余計なものが置いてないので、今後どんどん散らかっていくと思いますよ(笑)


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さて、「カラーマネジメントの基本は、環境光づくりから。」
ということをよく聞きます。
天井のシーリングライトとして、20W×4の直管タイプの器具を取り付けしました。
この照明器具はホームセンターで¥7,000で売っていました。
この照明器具のメリットは、
天井取り付けに穴加工がいらないこと
です。ひっかけタイプなので、ワンタッチなんです。
しかも直管タイプなので、
色評価用蛍光灯が取り付け可能
なのです。

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これですね。MITSUBISHI/OSRAMの色評価用蛍光灯です。
演色性が高いAAA(スリーエー)タイプなので、正しい色で観察出来ます。
ネット販売で入手可能です。
気になる方は、ググってみて下さい。

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そして、こちらはモニターフードです。
上に壁面を照らすための40W蛍光灯を設置しているので(コンパネを壁に立てかけて設置)
、その光を保護するためにもモニターフードは不可欠です。
ナナオのCG211用のフードで二つまかなうのは無理なので、以下のようにしています。


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植毛紙テープを贅沢に貼った板を…

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下に向けて取り付けます。これでモニターに入り込む迷光が随分と低減されます。
まぁ、植毛紙はあってもなくてもいいと思います(笑)

液晶ディスプレイについては、ナナオのCG211という機種を使っていますが
このモニターには絶大な信頼を置いています。
カラーマネジメントをやるには、液晶モニターも色々と迷うところですが
私的には一番手っ取り早いのは…
ハードウェアキャリブレーション対応モニターを買うこと
だと思います。
天体写真においては、色域やパネルの品質などは二の次で良いと思います。
風景写真をやる方は、AdobeRGB対応モニターを選択されると良いでしょう。
私は、そちらよりもパネル品質を優先させて上記機種を選びました。

カラーマネジメント用のグラフィックモニター、いいですよ。

手動でグレーバランスのみを合わせることは、慣れた方ならいくらでも出来ると思うのですが
彩度の高い領域の色再現等については、やはりキャリブレーターなしでは厳しいと思います。
なのでもし購入を迷われている方がいたら、安いモデルでも良いのでハードウェアキャリブレーション
対応のモニターを探してみると良いかもしれません。

また、これもカラマネの基本ですがプリンターを調整する前に、まずはモニターの調整が先だということを忘れてはいけません。
今ならキャリブレーターもだいぶ安く入手出来るようになりましたよね。
知人が「カラーモンキー」という製品を買って、モニター・プリンター共に満足な結果を得ているようです。気になる方は、一度ググってみて下さい。

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お次はプリンターです。
まずはモニターが正しい表示をしていないと、こちらをイジってはいけません。
どつぼにハマります。
フォトショップ側からプロファイルを指定しプリンタドライバ側は補正なしの手法を私はお薦めします。
私はキャノンのPro9000という染料プリンターを使っていますが、
今年の春頃にキャリブレーターを使ってICCプロファイルを自作しました。
天体写真でよく見られがちな、
「バックグラウンドの緑転び」
などを徹底的に補正したオリジナルプロファイルです。
これにしてから、カラーマッチングについてはもう何の不満もなくなりました。
その後、自作ICCプロファイルをひっさげ
「Pro9000友の会」という集団を結成し、現在主任研究員をつとめています。


お次は、プリント評価についてです。

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プリント評価については、銀一やナショナルフォートで扱っている
「色評価台」を使っています。
これは、色温度一定のままツマミで輝度を調整出来ます。

色温度は業界標準と言われている5000K(ケルビン)です。
私のこの部屋に用いているあらゆる照明は、全て5000ケルビンに統一しています。
何か大そうな感じがしますが、蛍光灯自体は安いですから大したことはないですよ。

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モニターと色評価台を、こうやって比較したりすることもあります。
まぁ…100%完全にマッチングさせることは不可能なのですが、
それでも、私のようにカラーマッチングを少しでも意識した取り組みをしている人と、全く無頓着な人を比較すると、これはエラい大きな差が出ます。
何でもそうなんですが、やるとやらないでは、エラい違いです。

カラマネ不要説を唱える方も以前は多かったですが、そんなにお金がかからない部分から少しずつ試してみるのはいかがでしょうか。


こちらは、モニターの測定器です。
以前からずっとスパイダー2を使っていますが、特に不満はありません。
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本日、久々にキャリブレーションしました。

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この作業をやることで、私はモニターに対して絶対の信頼を置くようになります。
作品を処理する前などは、必ずやっておきたい作業ですね。


というわけで、私の電子暗室の紹介は以上です。
最近ではデジタルカメラ雑誌などでも、以前と比べてずいぶん取り上げられるようになりましたので、
皆さんも機会があれば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。