冷却X2によるスバル(M45)の作品が完成しました。

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<撮影データ>

撮影地:長野県平谷村 高嶺山(標高1500m)
撮影日時:2008年10月4日 1:00~
望遠鏡:タカハシ イプシロン180ED(500mm F2.8)
架台:NJP赤道儀
ガイド鏡:ボーグ77アクロマート
カメラ:冷却X2(瀬尾さん改造モデル)
露出時間:2時間(15分×8枚)
ISO感度:800
外気温7℃・センサー温度零下2℃程度
フラット補正:EL発光パネル(A3)・舞台照明用カラーセロファン・RAP2
ダーク補正:なし

先回GENTAさんと遠征した際の撮影分の処理が終わりました。
皆さんご存知の、すばるです。
今回は、瀬尾さん改造の冷却X2のファーストライトでした。

平日なかなか忙しくてずっと処理を放置していたのですが、この3連休に
空いた時間で何とか仕上げることが出来ました。

以下の大きな画像もご覧下さい。(クリック拡大)

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以下に、この作品づくりで苦労した点などを書いておきます。(備忘録です)

撮影

・当夜透明度の良い快晴ながら、ひっきりなしに足早な雲が流れて来るため
奥の手と決め込み一部分において短時間コマの加算などで枚数をかせいだ。
透明度の良否判断は、CCDOPSのガイド星輝度のパーセンテージで
行った。

・ピントについては、ライブビューを使ってはみるもののジャスピン判断が
困難だったため、オートガイド1分試写による星像判断で行った。
X2の背面液晶モニターはDXよりも解像度が高く、良否判断がしやすい。

画像処理

・今回は、フラット補正にこだわった。
梅田のヨドバシカメラまで往復1万円かけて、色補正用のカラーセロファン
を買いに行き、駐車場の車中にてEL発光&必要色判断をしながら色を
選別。帰宅し、フラット撮影・処理するがかなり精度良くマッチングが出来
た。周辺で気になるミラーけられ等、皆無だった。
周辺の淡い部分を正しく表現するために、どうしても必要だった。

・ダーク減算はしていない。一応撮影はしていたので、したものとの強調比較も
してみたが、ほとんど効果差は現れなかった。

・処理プロセスは、DNG→RAP2→CS3 と、デジカメの最新処理フローで行う。
ただし、コンポジットについてはPSCS3では精度不足のためステライメージ6
で行った。回転精度等、微妙な重ね合わせが出来る。


反省点

ガイドについて、まだまだ追い込みの余地を感じる。
決してガイドミスということではないが、100%ではない。
それだけこの光学系のポテンシャルが高いということだろう。
使いこなす喜びというものを感じる。
NJPに変えた効果だが、今のところ目に見える実感はなし。
ガイドの対策として、ガイド鏡等システムの見直しと強化を行う予定。
光軸やスケアリングについては特に問題なし。


最近皆さんが揃って言うことですが、天気がなかなか晴れてくれないため
今年は本当に満足行く撮影が出来ていませんでした。
今回も一晩快晴というわけではなかったのですが、それでも最低目標の2時間を
クリアー出来たため、大変満足行く作品に仕上げることが出来ました。

この作品を、20日締めの星ナビに投稿したいと思います。

まだまだ課題はたくさんありますが、今後さらなるクオリティアップを目指して頑張って行きたいです。


PS:11月に西はりま天文台公園にて「星空研究会」で私がデジカメ画像処理の公演をつとめさせて
頂くことになりました。興味がある方は、メーテルさんのHPより参加案内をご覧下さい。