年始よりずっと待ちわびていた製品がついにPIEで発表されました。

x-rite社のカラーモンキーという製品です。

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<以下関連URL>
http://www.colormunki.com/
http://www.digitalcamera.jp/

カラーマネジメントの革命児かと思われるこの製品。
今夜は僕なりの解釈・言葉で、これがどういうことなのかを説明してみます。

このカラーモンキーという製品は、従来のi1photoなどと呼ばれる高価なモデルとは異なりまったく
新たなアプローチで低価格を実現した意欲的な製品です。パッケージ1つでモニターとプリンター
双方のプロファイル作成が可能です。

特に僕が着目しているのがプリンタープロファイル作成方法です。
モニターのキャリブレートをどれだけやっても、そもそもプリンター自体の再現が悪ければ意味がありません。そんな理由で、本来最終的にはプリンタープロファイル作成ツールとの抱き合わせで作品づくりをしていくというのが理想的です。
今回の製品は、それをより身近に高性能にということをアピールしているようです。

従来だと、同社 i1 photo
http://www.nationalphoto.co.jp/2F/060410_eyeone_color.htm
など20万円を超える高価な測色器セットを揃えないことには、RGBプリンターのプロファイル作成は実現されませんでした。唯一、僕も持っているPrint Fixのみがそれを低価格でかなえてくれる製品でもありました。
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しかしこのx-rite社から出た新パッケージは、従来の校正フローにおける煩雑な手法全体を見直すことによって最終的な補正結果や精度を従来以上にすることを目論みつつ、よりアマチュア等一般ユーザーにも手が届く低価格を実現させることが出来た、という意味で大きな期待が寄せられます。

どうやらこの新モデルは、ガモット(色域)をパッチ化した出力紙をセンサーで測定することによって、デバイス個々に依存される色域再現の偏り箇所を抽出し、さらに繰り返し抽出箇所のみを限定し追い込んでいくことで最終精度を高めていく…という従来とは全く異なるワークフローを採用しているようです。
従来方式だと、何百に及ぶ複数のパッチをひとつずつ読み込んでいかなくてはいけません。
このカラーモンキーであれば、今までのようにパッチ測色作業に労を費やすことはなさそうですね。

<Gamut image>
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色域をパッチ化して用紙に出力し、そこからガマットとの不一致箇所のみをクローズアップし徐々に追い込んでいく画期的な方法。今までなかったトライアンドエラーの思想をフローに採用することで、従来方式よりも安価で高い精度が期待出来ます。
5~6万円でモニターやプリンターなどキャリブレートに関わる全ての機器が揃うのであれば、こんなに嬉しいことはないでしょう。

もともと私が聞いていたのは、今年の1月末までには何らかのアナウンスがされるということでしたが、2ヶ月遅れでようやく発表となりました。私の想像だと、現在日本語版へのローカライズ等で最終段階に入っているものと思われます。

5月の発売が今から楽しみですね。