ときには怖がったり、飛び越えるの嫌がったり…
そう、私は気分屋でとても正直。
自称、そのつもり…かな。

本日、星ナビを買いました。
今月号の星ナビは天体写真ファンにとって特に充実した内容でした。

「ニジミ写真のススメ」
まず、これが面白かった。
デジタルカメラによる広角星座写真などは、そのままだと星の大きさにメリハリがつきにくく、星それぞれの明るさや奥行きを表現しづらいという欠点がある。最近私のブログでも、「カメラレンズは星像が画一的になる」という言い回しで何度か書かせてもらっていた。
それをフィルターで何とかしてやろう、という内容であった。

天体写真をカメラレンズで撮影しようとする人には価値ある特集ですね。
主に広角レンズを使った星景写真にスポットをあて、実に20種類以上のソフト系フィルターの効果をそれぞれ見やすく比較掲載している。
こんな特集記事は個人のブログなどではまず不可能に近く、月刊誌にふさわしい内容だと感じた。
さすがは星ナビ、写真ファン読者の心をつかんでいる。う~ん…三ツ星。

それぞれの作例をくまなく比較してみたが、筆者の言うとおりケンコーPRO1DプロソフトンA(W)というものが最も良いと感じました。次にコッキン・ディフューザー1かな。
前者の値段はそれなりだけど、装着も簡単だし、これを買っておけばとりあえず間違いないと思う。
よし、さっそく今週末にでもヨドバシで探してみようかな。


「星界一受けたい画像処理講座」
こちらも面白かった。
今回は番外編ということで、ステライメージの次期バージョンの開発内容を紹介している。
デジカメ・CCDいずれのユーザーも、この登場を待っていたのではないかな。


ステライメージ6…
私はこのソフトに、大きな期待を寄せています。

色々と新機能が搭載されたようだけど、プロスナイパーの私としては
「作品クオリティに貢献するのはどんな機能か?」
という部分に興味が集中します。
なかでも「選択マスク」というのが気になる。
PSのTiffではなく、敢えてSI6のFitsの段階でこれを行うメリットは何かという部分を検証してみたい。
とにかく、マスク処理という有効な方法がステラでも採用されることで、期待は高まる。

ここで、いくつか疑問があります。
・RGB統合のモノクロ画像でもマスク指定は可能なのか。
・記事ではマスク画像指定後にカーブ操作をしているが、レベル調整やデジ現にも適用可能か。
・PSのように、マスクを加工しながら元画像に及ぶ効果の変化をモニターすることは可能か。
(レイヤーという概念がないため、おそらくこれは無理かもしれない)

出来ることなら、僕自身がベータテスターをしてみたいです。

あと、これは以前からずっとステライメージに抱いてた要望だったのですが…
カラー現像機能に関わるコマンドは、進化してないのだろうか?
僕個人的には、ステライメージ5から改善して欲しいポイントは、

・「レベル調整/DDP」コマンドをもっと分かりやすくして欲しい(難しい暗号が多すぎ)
・「カラー現像」をPSやその他現像ソフト会社並のクオリティにして欲しい。(味気なさすぎる)

この2点に尽きます。

ステライメージというのは、マトリックスなんとかやら不動小数点やら難解な暗号が多すぎて、無駄に敷居を上げ混乱させていると思う。そういった表現で結果損していると感じる。

一昔前の天体画像処理講座本を見るとよく分かる。
見ていると、まるで学者の論文のようだ。
何を難しいことを言っているのだろう。
読者に難解な暗号を提示・解説し、
「これら難解な原理を理解した選ばれし者だけが、美しい天体写真を得られるのだ。」
という風に感じてならない。

PSを見て欲しい。
「スマートシャープ」「シャドウ・ハイライト」
などと、ひとまず名前だけでイメージが伝わるシンプルなネーミングにとどまっている。
しかし、使えば使うほどその機能の奥深さがユーザーに伝わってくる。
難解な演算処理の仕組みは、あえて表に出してこない優しさと奥深さがそこには込められている。

SIを思い出して欲しい。
「最大値」とか「最小値」とか「マルチバンド・ウェーブレット」などという暗号がある。
これらの概念がどうしても私には理解出来ない。
「ふん、それぐらい理解出来ないのか。不動小数点の原理を勉強しろ。」
と言われるかもしれない。
けど万人に受け入れられる製品って…きっとそういった開発者目線で語っちゃダメなんだ。
それでは、いつまで経っても脱落者が絶えずフォトコン界は今後もワンマンショーとなってしまう。

私は思う。
ワンマンなフォトコン猛者達の感性が他人より優れているのではなく…、
単にみな、「やり方を知らないから本気で撮影してない」だけなんだ。
やり方が分からないので、努力する意欲も起きない。
しかし、もう少しこれらの敷居が下がり浸透さえすれば、みんなもっと天体写真にのめり込むだろう。
みなが考える宇宙の美しさを、おのおのが自由に表現するようになる。
遠征にも行こうかと考えるようになる。
応募しようかという気持ちにもなる。
機材を新調しようかと夢見る。
皆幸せになる…。

そんな理想をいつも抱いています。
このメッセージのせめて2~3割程度でも…開発者の方々に受け止めてもらいたいです。
僕は所詮いちユーザーに過ぎない。
けど…精一杯の本音で言ってるんだ。