レイヤー処理の実践をご覧頂いて、再度今までの内容を振り返ってみて下さい。

この画像をご覧下さい。
レタッチするとしたら、どういうイメージにされますか?
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所有のモニターの色を信じ、以下のように修正イメージを明確にします。
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レイヤーパレットから必要に応じて、調整レイヤー等を出して処理して行きます。
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目のアイコンをクリックして、処理前後比較をされると良いでしょう。

以下に各レイヤーの目的を書きます。(以下番号は上画像の各レイヤーに付与したものを指します。)
1.スタンプツールでゴミを消す際、やり直しがきくように元画像を複製しておく。
2.元画像のヒストグラムはシャドウ側が青浮きしていたため、10程度切り詰める。
3.8の彩度強調testでは全体が緑カブリしていた。微調整程度に中間調Gをカット。(以下参照)
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4.遠景はさらにGカブリが酷かったため、線形グラデーションマスクにて遠景領域のGをカット。
5.遠景特有のモヤをすっきりさせたかったため、4で得たマスクを流用しハイライトのカーブを立てながら全体の明度を落とした。(以下参照)
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6.4で得たマスクを再度流用し、遠景特有の彩度低下を+20で補った。
7.全体の処理前後比較をするために、レイヤーをグループ化しセットフォルダにまとめた。
8.常駐用の彩度強調試験レイヤー。+100に設定し、色転びの様子を伺うために用いる。


慣れると、あっという間にイメージと近似するようになります。
色々な一般写真等で、自分のイメージに近づけるトレーニングをすると良いでしょう。
以下が、処理前後比較です。
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高層ビル展望台から窓ごしで撮影すると大抵コントラストが低下しがちですが、これはPSで十分修正が可能です。また、遠景と近景をマスク分けすることで空間の奥行きを表現することも可能です。
元画像と比較すると、今回の処理結果はかなり高コントラストですが、ベルビアのポジフィルムはさらに高彩度で深みがあるような気もします。
それでも、何となく雰囲気は掴むことが出来たようです。
画面をじーっと見て、撮影時の雰囲気が甦ればしめたものですね。
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写真というのは、作品ならずともこのように自分が体験した思い出を再び振り返ることが出来て良いものです。
誰もが楽しめる趣味ですね。