シリーズも第4回目…。
こんな寒い満月期は、美しい天体写真とは何ぞやと語り合うのもイイものです。
こんな寒い満月期は、美しい天体写真とは何ぞやと語り合うのもイイものです。
第1回目~第3回目までは、理論的な話がメインでしたが、そろそろ実践を解説して行きたいと思います。
ここまで来たら、もう後へは引けませんよ。
ここまで来たら、もう後へは引けませんよ。
まずは、この画像をご覧下さい。

5Dで撮影した北アメリカ星雲・ペリカン星雲です。
この画像を、ヨネヤンさんに紹介頂いた先述のソフトを使い
スパッ!

こんな具合に斬ってみました。
| 色の断面を斬ります。 |
スパッ!

こんな具合に斬ってみました。
RGB色の断面は、以下のようになります。

赤色が上にカブさっています。
そう、大抵はこうなるのですよね。
宇宙の散光星雲には、赤く写る対象がやたら多いのです。

赤色が上にカブさっています。
そう、大抵はこうなるのですよね。
宇宙の散光星雲には、赤く写る対象がやたら多いのです。
余談ですが、グラフを見て頂くと横軸330付近に赤のピークがあります。
他の色との差がしっかりついている部分です。

ちょうどこの部分ですね。このソフト、なかなか優れものです。
他の色との差がしっかりついている部分です。

ちょうどこの部分ですね。このソフト、なかなか優れものです。
さて、先回の記事で私はこう言いました。
そこでこのグラフを見ると、明らかに赤チャンネルは緑や青の上にカブッているかのような状態です。
…しかしです。
何もRGBは3点で交わっていなければならないわけではありません。
2色の交差でも、十分にハーモニーは活かされます。
…しかしです。
何もRGBは3点で交わっていなければならないわけではありません。
2色の交差でも、十分にハーモニーは活かされます。
| 赤の色相下で競演する緑と青のハーモニー |
はい、受講料¥15,000です。
これを見極めるために、フォトショップ上では「色相・彩度」の調整レイヤーを使います。


調整レイヤーを作り、ウインドウが立ち上がりましたら「彩度」を+100にしてみて下さい。


すると、どうでしょう。

赤だけでなく、ブルーやグリーンが主張するポイントが存在することがお分かりでしょうか?
上記のグラフソフトに例えれば、これは色グラフの頂上を上から見下ろしているわけです。
色の微妙な偏りを増幅してやる、という意味でこのテスト処理は大変有効です。

赤だけでなく、ブルーやグリーンが主張するポイントが存在することがお分かりでしょうか?
上記のグラフソフトに例えれば、これは色グラフの頂上を上から見下ろしているわけです。
色の微妙な偏りを増幅してやる、という意味でこのテスト処理は大変有効です。
人間の目は当てにならん。
モニターの色もあてにならん。
モニターの色もあてにならん。
なので、マシンセンサーの高精度な目を使ってこれを察知するわけです。
また、これは調整レイヤーですので今は酷い絵になってしまいますが、後で再度復帰が可能です。
これがために調整レイヤーを使うというわけですね。
この彩度強調による目視確認…作品づくりの過程において、大いに役に立ちます。
これを常用することで確実にレベルがアップしますので、絶対にマスターして下さい。
色々な応用パターンがあります。
また、これは調整レイヤーですので今は酷い絵になってしまいますが、後で再度復帰が可能です。
これがために調整レイヤーを使うというわけですね。
この彩度強調による目視確認…作品づくりの過程において、大いに役に立ちます。
これを常用することで確実にレベルがアップしますので、絶対にマスターして下さい。
色々な応用パターンがあります。
例えば画面左下のこの領域。

この○で囲った部分は、赤と緑と青のピクセルが粒々に入り混じっています。
こういった領域は、各色の数値が概ね等しいことを指しますのでニュートラル・グレーに近い領域と言えます。天体写真において、バックグラウンドの色の偏りはこのRGBの粒々を判断して仕上げるのが最も直感的で確実だと、私は思います。
これなら、どんな安価なモニターでも結果に変わりはありませんからね。
逆に人間の目だけに頼ると、例えば赤いモニターでニュートラルを仕上げると、他のモニターで緑になってしまったり…。また、RGB輝度値で合わせ込むというのも何かクリエイティブ・ワークからはかけ離れた作業となってしまいます。
とにかく、私的にはこのやり方が最強なのです。

この○で囲った部分は、赤と緑と青のピクセルが粒々に入り混じっています。
こういった領域は、各色の数値が概ね等しいことを指しますのでニュートラル・グレーに近い領域と言えます。天体写真において、バックグラウンドの色の偏りはこのRGBの粒々を判断して仕上げるのが最も直感的で確実だと、私は思います。
これなら、どんな安価なモニターでも結果に変わりはありませんからね。
逆に人間の目だけに頼ると、例えば赤いモニターでニュートラルを仕上げると、他のモニターで緑になってしまったり…。また、RGB輝度値で合わせ込むというのも何かクリエイティブ・ワークからはかけ離れた作業となってしまいます。
とにかく、私的にはこのやり方が最強なのです。
もし、皆さんの天体写真を彩度+100にして全域が真っ赤であった場合、90%ぐらいの確率で色カブリしている写真だと言えるでしょう。一度お試し下さい。
…って、随分と話が遠回りしてしまいました。
話を戻しましょう。
そう、Rの中に潜むGとBです。

このクローズアップ写真をよ~く見て、透明感を感じる部分はどこでしょうか?
2点程ありますね。

このクローズアップ写真をよ~く見て、透明感を感じる部分はどこでしょうか?
2点程ありますね。
今回ピックアップした場所はこちらです。

○で囲ったこの部分。
どうでしょうか?
ここは他色が交わり、主張すべきポイントであると言えます。
要するに、ここで色が交わっていればツボを押さえたことなるわけですね。

○で囲ったこの部分。
どうでしょうか?
ここは他色が交わり、主張すべきポイントであると言えます。
要するに、ここで色が交わっていればツボを押さえたことなるわけですね。
どうやって見極めるかを解説しましょう。
調整レイヤー彩度+100の状態で、以下のように目のアイコンを該当2色だけの表示にします。


すると、どうでしょう。

おぉ!
グリーンとブルー…どの場所において、どちらの色が強く主張しているかという強度比分布が一目瞭然です。
グラフよりも、ある意味分かりやすいですね。

おぉ!
グリーンとブルー…どの場所において、どちらの色が強く主張しているかという強度比分布が一目瞭然です。
グラフよりも、ある意味分かりやすいですね。
ちなみにRとBの表示にすると、こんな感じになります。

赤い星雲の色が、しかるべき領域で収束していることが分かります。

赤い星雲の色が、しかるべき領域で収束していることが分かります。
| Rに埋もれた色の交差を読むために、この確認処理はなかなか有効です。 |
これを皆さんの天体写真に試されて、もし真っ青になったり真っ緑(?)になった場合は…色の調整不足を疑ってみて下さい。スバル等、様々な例外がありますので、あくまで参考程度です。
何より、評価基準を身につけるということが大切なんですよね。
この美基準と判断方法を武器にして、今年の夏はバンバン天体写真を楽しみましょう。
最後に…、グラフ検証してみます。

先程のクローズアップ箇所の断面グラフですね。

先程のクローズアップ箇所の断面グラフですね。
| Rの下で、GとBが入り混じっているのがお分かりでしょうか? |
拡大図です。

やはり交わっていますね。

やはり交わっていますね。
いかがだったでしょうか。
まだ次回も続きますので、楽しみにしていて下さいね。
まだ次回も続きますので、楽しみにしていて下さいね。