「人が美しいと感じる基準は何か。」

こんなことを考えてみました。

例えば人の顔に例えると、美しいと思える顔というのは、多人数の顔パーツを持ち寄った平均値に近いという。
これは、出来るだけパートナーとして健康体を選択し種の保存原理に従おうという生きものの本能から来ているということです。

他説として、こんな考え方もあります。
「人というのは本来、美というものが許せない。この世に完全美があるということは信じたくない。
美しくともそれは完全なる美ではないだろう、という疑惑と不安を晴らすため、確証したいが為結果として
美にすがっていく。」

なるほど、共感出来る部分があります。
たとえば、美人というのは悩ましい。
美しい女性を見ると、そばに寄ってあら捜しをし、その顔がパーフェクトな美ではないと確認して安心
感を得たいという欲求に駆られた経験を、卑しいながら私も否定出来ません。

いずれにせよ、人というのは美にすがる生きもの。
それは作品においても同じことが言えるのではなかろうか。


…そんな前置きをした上で、本題に入ります(^^ゞ

前回の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/yottyan_cryyagi/20034359.html
「お正月企画★画像処理でPON!」の選考をしました。
選者はyottyan_cryyagiこと私です。
選者を務めるにあたっての注意点は以下の通りです。

1.美の評価基準を設け、主観だけにとらわれない妥当性の高い選定をする。

2.1に加え、各々の個性を評価する余地も設ける。

(ここは選者である私の「好み」が介在する部分です。)

<評価にはナナオCG211を使い、ガンマ2.2・5000K・80cdにキャリブレートした
状態で行いました。正しい色観察環境で評価という点においては大きな問題はないでしょう。>





では、エントリーされた方の処理画像を見ていきます。









皆さんのブログへ行ってコメントもさせて頂きました。
お付き合い下さって、本当にありがとうございましたm(_ _)m


さて、今回評価にあたって

これら皆さんの7枚の画像を以下の手法で平均化(コンポジット)しました。

イメージ 8


7枚コンポジットで得られた画像…つまり「皆が考えるカリフォルニア星雲の平均美」がこちらです。
イメージ 9

う~ん、やはり平均値というのは美しいですね(^-^)


この画像をもとに、
基準を踏襲しつつ、個性を活かせた作品を最優秀受賞者としました。



では…



「お正月企画★画像処理でPON!」



最優秀賞受賞者は…
(下へスクロール)


















































































































































ベランダGPDさん
です。おめでとうございます♪

クリックで拡大してみて下さい。
イメージ 10

理屈抜きにしても、パッと見て素直に美しい画像だと感じました。
ベランダGPDさんのHPはこちらです。
「ベランダからの星空」
http://borg-gpd.way-nifty.com/bj32l/
「ベランダからの星空~別館~」(yahoo!blog)
http://blogs.yahoo.co.jp/starlight_sxvf
普段光害撮影と格闘している方の持っているノウハウは素晴らしく、今回山での撮影データを
難なく美しく仕上げてしまいました。


今回力作が揃いましたが、
参考までに、最終候補はベランダGPDさん含めて3名に絞りました。

最も平均の基準画像に近かった方はMIK(田舎)さんです。
天体写真作品を数多く見てきた経験が活きてきているのか、美しさを捉える目は流石です。
そして、最も技術的なスキルを感じさせたのはyamatomoさんでした。
テクニック的にはベランダさんより一歩秀でていると感じたのですが、
やや作品全体のもつ印象がおとなし目だったという私の勝手な主観でこのように決めました。

ベランダGPDさんについては、他と見比べた時にやや星雲の濃淡表現がおとなしめではあった
ものの、何よりも星雲が色鮮やかで存在感があり作品のインパクトが大きかったという点がポイント
でした。細かな技術も行き届いており、素晴らしいです。

その他にも、アクションツールでわずか数コマンドで素晴らしい作品にしてしまう方も何名かいらっ
しゃったので時代の流れを感じさせられました。今後はこういったアクションを使った処理が主流に
なっていって欲しいとも願います。












皆さんはどの画像が良かったでしょうか?












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