週末の遠征成果がほぼ仕上がりましたので掲載します。


アイリス星雲(NGC7023)
クリック拡大して下さい。
イメージ 1

<撮影データ>
冷却KissDX
105SDPF4.9(515mm)
ISO400
40分×4=160分露光

中央の拡大画像です。
イメージ 2


全体画像はクリック拡大でご覧頂ければ幸いです。

このエリアは、16ビットのモノクロ冷却CCDなどの機材を用いてようやく浮かび上がる淡い対象なのですがデジカメでも「それなりに」写すことが出来ました。
ノイズ等、処理の痕跡についてはご容赦下さい。

季節の過ぎたこの対象ですが、北西に傾き低空状態で撮影した割にはよく写っています。
さすがに16ビットの威力にはかないませんが、こういった淡い対象を夏冬問わず撮影出来る冷却KissDXはやっぱりいいですね。
もちろんモノクロ冷却CCDなら当然これ以上の写りになることぐらいは百も承知ですが、まぁそれはさておき、デジカメでここまで淡い対象が描出出来るなら様々なエリアに向け十分遊べるカメラではないでしょうか。

まだS2pro等が全盛だった以前はM31やM42、M45等のメジャー対象しか写せなかったデジカメですが、その気になれば、今やほぼオールマイティにこなすぐらいの性能になったようです。
私のような金のない天文屋にとっては、本当にありがたいことです。
ノイズレスデジワールド…皆さんのエントリーをお待ちしています^^


PS:これはきっと、星ナビの次回締めに送ると思います。


ダーク&フラット済みのリニアな状態のデータもアップしておきます。
撮影直後デジカメ背面の液晶で見たそのままという状態です。ヒストグラム中央やや右に山があります。
露出オーバーかと思われそうですが、天体写真は淡いためこのぐらいが丁度いいようです。

イメージ 3

ISO400コンポジットなし一枚画像(JPEG圧縮保存のため、参考画像です)


フラットフレームは以前の異なる条件下でのデータを用いたため完璧な処理結果ではないですが、もっとコダわれば全面フラットを元段階で得ることも可能みたいです。この結果を見ると、周辺部で赤が足りない感じでしょうか。フラットフレームって色温度を撮影条件と合わせこんだ方がいいのかな。
しかし○○さん、凄いですね。ありがとうございます。近々、この情報を記事にします。
(まだ公開しない方がいいのでしょうか?)
この対象は超強力な処理をしますので、やっぱりこういった下段階での処理は重要ですね。
減算後強調処理すると、ダークノイズは全く出ずISO400相応のランダムノイズが乗ってくる感じですね。カメラ自体の性能そのままをピュアに利用出来ます。
ダーク減算について、冷却デジカメでは不要と思われる部分もありますが、強調処理を前提に厳密に行くならやはりやるに越したことはないでしょう。フラット補正は必須ですね。
ただ、星景写真などではさほど強調しないケースがほとんどなため両者不要だと思います。
この対象は淡いためさすがに苦戦を強いられますが、冬の定番M78や魔女星雲、オリオン星雲、馬頭星雲、バラ星雲などの描出には十分なクオリティを確保出来るだろうと期待がふくらみます。
今回の写真は、バラ星雲やオリオンの全体が真っ白く吹っ飛んでしまうぐらいの強調をしていますので、これをメジャー対象でやるのが楽しみです。