| 自宅にあるプリンターを調整し、イメージ通りの美しい写真を手にしたい…。 |

それが今日のテーマです。
昨夜の記事同様、私が年始に購入したPrintFIX PRO Suiteを使用してプリントについて語りたいと思います。

このツールは、上写真のように実際のプリントを直接スキャンして色情報を得ることも出来るのですよ。
スキャンすると、リアルタイムに以下のウィンドウ枠内でLab数値が表示されます。
補足までにLabというのは、Lは明度情報aとbは彩度情報を示し、例えばニュートラルグレーのプリントを目指す場合、aとbの絶対値(+-の偏り)が0に近ければ近いほど良いということになります。

上はキャノンのip9910でアンドロメダの最周辺のバックグラウンド部をスキャンしたものです。
ここではa=2.57、b=-8.04 となっていますね。特にbチャンネルに偏りが強いことが分かります。
これをRGB255で示すと(R:G:B)=(48:49:61)となります。
画像処理段階ではニュートラルグレーを狙ったはずですが、実際にプリントしてみるとかなり青に偏っていたことが分かりますね。

こちらは、エプソンのPX-5500で同じ場所をスキャンしたものです。
数値的に偏りが少ないことが分かりますね。
このように、今までは目視でしか判断できなかったプリント評価ですが、数値が得られることによって修正の方向性が定めやすく、無駄な試行錯誤や勘違いを激減させることが出来ます。
さて、実際にPrintFIX PROを起動させてみます。
まずは皆さんがお使いのプリンターを定義付けしてやります。

空欄に必要項目を記入して後々のライブラリとします。
まずは皆さんがお使いのプリンターを定義付けしてやります。

空欄に必要項目を記入して後々のライブラリとします。
そしてプロファイルターゲットというデータを印刷します。

ターゲットの種類は以下の通りです。
1.高速ターゲット(1枚に150パッチ)
2.高品質ターゲット(1枚に225パッチ)
3.上級ターゲット(3枚に729パッチ、A4用紙で出力)
4.上級ターゲット(1枚に729パッチ、A3用紙で出力)
5.拡張グレー(他のターゲットと併用して白黒印刷を改善するために設定した拡張グレー)

ターゲットの種類は以下の通りです。
1.高速ターゲット(1枚に150パッチ)
2.高品質ターゲット(1枚に225パッチ)
3.上級ターゲット(3枚に729パッチ、A4用紙で出力)
4.上級ターゲット(1枚に729パッチ、A3用紙で出力)
5.拡張グレー(他のターゲットと併用して白黒印刷を改善するために設定した拡張グレー)
1~4の中から1つを選択し、必要であればそれに5を併用して合算プロファイルを作成出来ます。
3と4については、4などの大きな用紙で出力した方が作業性が良いというだけで品質的な差はありません。
この作業は大変面倒なので、今回はお手軽な2を選択し5(下写真)と併用させました。

3と4については、4などの大きな用紙で出力した方が作業性が良いというだけで品質的な差はありません。
この作業は大変面倒なので、今回はお手軽な2を選択し5(下写真)と併用させました。

出力したターゲットプリントがこちらです。

この測色結果をそのままプロファイル作成に使用しますので、染料系の場合は1日以上、顔料系でも1時間以上は乾燥させた方が無難です。

この測色結果をそのままプロファイル作成に使用しますので、染料系の場合は1日以上、顔料系でも1時間以上は乾燥させた方が無難です。

色が定着しきったらさっそく測色作業の開始です。
手動でいちいち色パッチを読み取って行きます。
パッチの上にセンサーを置き、ボタンを押すだけなんですが、パッチ数が多いと大変です。
カラーとグレーの計450パッチが終了しました。
プロファイルを生成させる前に、諸設定をする画面に移ります。


ここの設定が案外重要だったりします。
画面右上にある「白基準」「黒基準」などがそうです。
用紙というのは、各社によって同じ白でも厳密にはCIEカラー値が異なります。
つまり、高白色度をうたっている用紙が意外と測色すると青が強かったり、逆にキャノンのProフォトペーパーのように他と比較して黄味がかって見えても、それが実はCIELAB上では正しい白であったりするわけです。これら紙白の違いによる微妙な色あいの差を埋めるためにこの設定が存在します。
プロファイルを生成させる前に、諸設定をする画面に移ります。


ここの設定が案外重要だったりします。
画面右上にある「白基準」「黒基準」などがそうです。
用紙というのは、各社によって同じ白でも厳密にはCIEカラー値が異なります。
つまり、高白色度をうたっている用紙が意外と測色すると青が強かったり、逆にキャノンのProフォトペーパーのように他と比較して黄味がかって見えても、それが実はCIELAB上では正しい白であったりするわけです。これら紙白の違いによる微妙な色あいの差を埋めるためにこの設定が存在します。
私が測定した結果だと、
①ピクトリコのGENTAさんが以前使用していた用紙の紙白(用紙名不明)
(L:a:b)=(93.49:2.49:-9.12)
(R:G:B)=(232:233:251)
①ピクトリコのGENTAさんが以前使用していた用紙の紙白(用紙名不明)
(L:a:b)=(93.49:2.49:-9.12)
(R:G:B)=(232:233:251)
②キャノンの純正Proフォトペーパーの紙白
(L:a:b)=(94.99:0.63:-1.77)
(R:G:B)=(240:239:244)
(L:a:b)=(94.99:0.63:-1.77)
(R:G:B)=(240:239:244)
③エプソンのフォトマット紙(顔料専用)の紙白
(L:a:b)=(94.38:0.66:-2.35)
(R:G:B)=(237:237:241)
(L:a:b)=(94.38:0.66:-2.35)
(R:G:B)=(237:237:241)
となり、ここでは②のキャノンのProフォトペーパーが最も純白度が高いと言えます。
①は酷いですね。この用紙に正しいグレースケールを印刷すると、きっとハイライトの消失域が相対的にマゼンタっぽく見えるのではないかと思います。
そんな際の補正に大変有効だと感じます。
①は酷いですね。この用紙に正しいグレースケールを印刷すると、きっとハイライトの消失域が相対的にマゼンタっぽく見えるのではないかと思います。
そんな際の補正に大変有効だと感じます。
長々と書いてしましましたが、容量の関係で今日はここまでにします。
それでは!
| 明日の記事では、実際に3機種プリンター(PX-G850,Pro9000,PX-5500)の色の偏りを数値化して比較検証してみたいと思います。 |
<追記>
CS3含めた色々な何やかんやが充実してそうです。欲しいですね。