20-94-4 客観的な目
一連の話を振り返りながら先に進めたい。
勝つ為には相応の努力が必要であるが、天賦の才と思しきものにより、スタート時点から実力差は存在する。
それはこれまでの人生経験など全てを含めた総合力である。
これを当初から最も良い状態で発揮することは、ビギナーズラックの正体の一つでもある。
勿論、偶然という要素も大きい。
ビギナーであると無しとに関わらず、好調の波にも理由があり、この時期の自身の状態や姿勢には必ず学ぶべきものがある。
とにかく、偶然で勝ち続けることはできない。
中期的に安定した成績を残すには、それなりの理由がある。
それを実力がついたと過信してはならないが、単なる勘違いと切り捨てることもできない。
大事なのは、安定した勝ち方ができなくなった時にその違いを把握することである。
何故に好調時と同じパフォーマンスが上がらないのか、客観的に見る目を持つことである。
同じことを続けているようで、思考や精神状態も微妙にずれて来るものである。
大半の人は、そこで修正が出来ずに方向性が逸れていくのだが、過去の成功体験(これが偶然によるものである場合はもっと性質が悪い)が邪魔をして元に戻れなくなる。
好調時は流れに乗って、それを維持することに努めるべきであるが、そこに違和感を感じたり、結果が狂い始めた時には、すかさず退くことも重要である。
自分が勝てている、好調を維持できている、その理由自体を明確に把握できていれば、この押しと引きのタイミングは間違わない。
しかし、それが冷静に見られなければ、好不調の波と投資判断との間にズレが生じ、結果として、長期的なパフォーマンスは低下する。
こうなると、基本的に、山の高さより谷の深さの方が大きいと思っておいた方が良い。
では、客観的な目を持つにはどうすれば良いのだろうか。
(続く。)
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勝つ為には相応の努力が必要であるが、天賦の才と思しきものにより、スタート時点から実力差は存在する。
それはこれまでの人生経験など全てを含めた総合力である。
これを当初から最も良い状態で発揮することは、ビギナーズラックの正体の一つでもある。
勿論、偶然という要素も大きい。
ビギナーであると無しとに関わらず、好調の波にも理由があり、この時期の自身の状態や姿勢には必ず学ぶべきものがある。
とにかく、偶然で勝ち続けることはできない。
中期的に安定した成績を残すには、それなりの理由がある。
それを実力がついたと過信してはならないが、単なる勘違いと切り捨てることもできない。
大事なのは、安定した勝ち方ができなくなった時にその違いを把握することである。
何故に好調時と同じパフォーマンスが上がらないのか、客観的に見る目を持つことである。
同じことを続けているようで、思考や精神状態も微妙にずれて来るものである。
大半の人は、そこで修正が出来ずに方向性が逸れていくのだが、過去の成功体験(これが偶然によるものである場合はもっと性質が悪い)が邪魔をして元に戻れなくなる。
好調時は流れに乗って、それを維持することに努めるべきであるが、そこに違和感を感じたり、結果が狂い始めた時には、すかさず退くことも重要である。
自分が勝てている、好調を維持できている、その理由自体を明確に把握できていれば、この押しと引きのタイミングは間違わない。
しかし、それが冷静に見られなければ、好不調の波と投資判断との間にズレが生じ、結果として、長期的なパフォーマンスは低下する。
こうなると、基本的に、山の高さより谷の深さの方が大きいと思っておいた方が良い。
では、客観的な目を持つにはどうすれば良いのだろうか。
(続く。)
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