20-94-2 ビギナーズラック | 三競オート投資術~公式ブログ 勝つ為の思考法

20-94-2 ビギナーズラック

天性の才能と言えるかは別として、公営競技は始める時点で既に実力の差が存在する。
それは、それまでに背負ってきた人生経験に根ざすところが大きい。
(詳しくは、前回の記事をご参照頂きたい。

しかし、そういった能力の有無は、やってみなければ自分ではなかなか分からない。
実際にやってみれば実力のほどは分かるが、或る程度の期間を経て初めて認識できる。
例えば、ビギナーズラックを才能と勘違いする人も多く、そして勘違いを認めることは難しい。

そもそも、ビギナーズラックとは何なのか。

初心者のうちは結果に期待していないが故に、負けた場合にも当然と受け止めて気にはならない。
こういうケースも多いのだが、この場合はあまり意識されることはない。

偶然に勝った場合には驚きつつも喜ぶが、このレベルでの勝ちは得てして長く続かない。
そして当初の好調がビギナーズラックであったと結論付けられる。
従って、初心者ほど当たりやすい、という事実は仮になかったとしても、ビギナーズラックという言葉はそれなりの説得力を持ち得るのである。

もうちょっと理由を探すと、力が抜けていて上手く行くという側面もあるだろう。
邪念や無駄な欲を持たず、分析し思ったままを効率よく投資できることもある。

また、勝負どころと思ったときに始められるというケースも多い。
買わずに予想しながら見ていた人が、「このレースこそは」と感じた時に初めて勝負に挑む、というようなケースである。
この場合には、的確に勝負レースを見極めているので結果も出やすいが、次回以降は参加することありきになってしまい、無駄な勝負が多くなる。

こういったケースも含めると、実はビギナーズラックは頻繁に現れる。
だが、これを実力と思い込むことは極めて危険なことである。
負け始めた時に修正が利くかどうか、これが鍵となる。

自分の実力を冷静に計測することができるか、ここが最初の関門となることは多い。


(つづく)

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