今更ですが、刈払い機の安全講習を受けてきました。
今回、訳あって予定していた人の代りとして受講料も自費でないので参加することに。
学科と実技で丸一日がかりです。
座学では午前中からもうウトウトの連続で睡魔との闘い。
ハッと眼を見開いたのが蜂刺されのお話し。
年間60~70人死亡しているとのことです。
実は、10年くらい前にハチ刺されによるアナフィラキシーショックで救急車のお世話になったのです。
話は長くなりますが・・
確か今ごろ、田んぼの草刈りをしていたところ、膝の辺りがチクりとした。
黒いアブかハエのようなものが更に攻撃してくるので手で叩き落そうとしているうちに手にも1箇所刺された。
撃墜して見たら黒くて小さい蜂だと分かったが、大した痛みもなく作業を続けていた。
30分くらい経っただろうか、胸や尻のあたりが無性に痒くなりボリボリ引っ掻く。
蒸し暑い日だったので、そのせいかと気にも留めず作業していたが、どうもシンドくて疲れる。
この時点で蜂毒の影響と知る由もなし。
家に帰って昼ご飯を食べ昼寝していた時でした。
急に油汗が出てきて吐き気をもよおした。
急いでトイレに駆け込んだまでは記憶していたが、そのまま意識を失ったのです。
どのくらい経ったか分からないが、気が付いて眼に映ったものは横になった床と便器でした。
頭が回るようになって、3時間くらい前の蜂刺されが原因で血圧が下がって倒れたのだと気づいた。
家内が驚いて既に救急車を呼んでいたようで、暫くして到着した隊員に事のあらましを説明。
外へ出てビックリ、過疎集落にこんなに人が居たんだろうかと思うほど人が集まっていた。
日曜日の昼下がり、静かな山村に救急車サイレンが鳴り響いたんで無理もない。
自分で歩いて救急車に乗ったが、こっぱずかしいやら恐縮して何んも声が出なかった。
後で思ったが心配して来てくれた人達へ火葬場へ向かう様にお見送りのお礼?をひと言云えば良かったかと・・
初めての救急車は意外や乗り心地は良くないと知った。
病院では何の薬か忘れたが点滴を受けて帰って来ました。
後で調べたら刺した小さい蜂は「クロスズメバチ」で田んぼの横が荒地でそこに巣があり、スパイダーの音や振動で攻撃して来たようです。
それ以来、蜂には特に用心しているつもりなのですが・・
3、4年前キイロスズメバチに手の甲を刺され、2日ほど患部が痺れた程度で異常なし。
一昨年、アシナガバチに米噛み付近を刺され、一週間ほど顔半分が腫れた程度で異常なし。
昨年は11月にモンスズメバチ(たぶん)に指の間を刺され、蜂も寒さで弱っていてか?、まったく異常なし。
講義ではアレルギー持ちの人が2回目以降刺されると、10%程度の人がじんましんや呼吸困難などの全身症状が起こり、その内数パーセントの人が死に至るとのこと。
ここ最近、毎年刺されていますが1回目の蜂だったり、運よくその10%に入らなかったのかも?。
効いたかどうかは分かりませんが、全てでポイズンリムーバーで毒吸引はしています。
話は戻って
実技講習はてっきり実際に草刈りをやるものと思っていましたが、機械のメンテンス実習だけ。
今朝、慌てて取っ払っていた飛散防止の安全カバーを付けて来たので助かった。機械は使い手と同じ老刈払い機で背負い式(20年選手)
18人いても背負い式は2人だけだった。
隣のお姉さんは下し立てのNewマシンで、他にも一人今日から草刈女子のデビューと云う人もいて驚いた。
危ない作業はキチンと講習を受けてから使う姿勢に感心させられました。
尚、理由は分かりませんが、特に50歳以上の男性は発症リスクが高いそうです。それと実体験からも黒っぽい服装はよくない事は確かです。
それでは。