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東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1188/値下がり563とやや値上がりが優勢。主力株では3%を超える上昇となった三菱UFJの動きに注目が集まった。三菱UFJは売買代金トップ、ほか、三井住友が2位、みずほが4位とメガバンクがそろって上位を占め、地銀株なども軒並み買われるなど、前週からの金融株買いの流れが一段と強まった。ほか個別では、堅調な3Q決算が確認できたリクルートや、好決算および配当増額修正を発表したフルキャストHDなどが買われた。一方、決算が売り材料となったアシックスは9%を超える大幅下落となり、今期営業赤字転落の見通しを発表したオンキョーは急落した。

 日経平均が週初から昨年12月の高値を更新したことで、今週は上値を取りに行きやすい展開が予想される。足元の上昇を先導しているのがここまで動きが鈍かった金融株と、相場に新味が出ている点も好感できる動きと考える。今晩の米国株市場が休場のため、あすは欧州市場や為替市場に大きな動きが出なければやや材料難となりそうだが、あすからの日銀金融政策決定会合など日銀イベントが一定の下支え要因となる可能性が高い。18000円台の値固めが進むかどうかが焦点となる。