8月21日のNHKのクローズアップ現代で、核戦争が極東で起こった時のシミュレーションをやっていた。出席していた有識者の誰も「核兵器禁止条約に触れなかった。核兵器さえなくなれば核戦争など起こるはずはない。

 恐らく、この番組を制作するのに、コンプーターの借料など1,000万円は使っただろう。その金を使って、核兵器の脅威がなくなった日本の未来の姿をシミュレーションして見せたらどうか。防衛費がなくなるので、その金で大学を含めて教育は無償になり、最低賃金は全国一律1,500円、消費税も無くなり、男女の賃金格差もなくなるだろう。最も嬉しいのは憲法9条が生きた日本になることだ。NHKはこんな内容の番組をつくって大宣伝したらどうか。

 シミュレーションで100万人死んだなどではなく、広島・長崎に原爆が落とされ、日本は敗戦。実質的にアメリカに占領され、アメリカのプレスコードで、広島・長崎の被爆地以外には知らされなかった被爆直後の広島・長崎の被ばくの実相。焼けただれた皮膚をボロのように垂れ下げ、幽霊のようにさまよう被爆者の姿を、1週間テレビで流し続けたらどうか。恐らく、日本国民全体が「核兵器禁止条約」を支持するようになり、日本政府の「核兵器禁止条約」への参加・批准を要求するようになるだろう。そうすれば、プーチンの核の脅しも効かなくなり、核兵器は全世界からなくなるだろう。NHKよ、発想の転換をしたらどうか。

    追記:これな8月21日のFacebookに投稿したものを微修正したものである。

                                   (2023・08・28)