底辺から | 小さな街の編集長

底辺から

この2-3週間、またチョッとよくない精神状態に入ってたね

夜の仕事を始めて、週に何日か昼夜が逆転してる日が生まれて

夜に眠りたいのに寝付けず、ついついネガティブな思考の中で朝を迎えてしまう

古い顧客からもまぁ、いま振り返るとたまたまなのかもしれないが

契約を打ち切られたり、競合の後に他社に取られたりした

他人と交わることや前抜きに仕掛けることが怖くなって

段々とコモるようになってしまい、ロクなことを考えず内向きになる

嫌なスパイラルだ

本を読んだ、2冊読んだ

最初の1冊は見城徹の「たった一人の熱狂」

正直辛かった、彼の発する熱い想いの中で生きていかないとサバイブできない

その言葉の一つ一つが一度、サバイブに失敗した自分には生爪を剥がされるようだった

正直、続けて4-5頁と読んだことがない。刑務所に入って反省文を書いてる気分だった

でも改めて考えると、この1年もの凄く自分と向き合う時間だけはたっぷりとあった

何かあれば、その事象による原因を知りたがる自分にとって

偶然であれ、起こりうること全てに「どうして」と振り返ってた

2冊目は、家入一真の「我が逃走」。

タイトルからパロってるが中身も「たった一人の熱狂」とは真反対

でもね、これはコレで有りなんだと思った

弱い人間なんですよ。でも何度その弱さが出て駄目になっても、また立ち上がり挑んでいく

なまじっか能力があるだけに吹く風も強く、多くの人が巻き込まれる

もの凄く共感する部分と、自分の中の嫌な部分が見える

人間、自分の嫌な部分って隠したいじゃないですか

嫌いな人って、生理的に合わない人を除いては

よく観察すると自分が隠してる嫌な部分を晒け出してる人だと思うんです

そういう意味では、僕はこの人よくここまで晒け出せるなァと

自分のこの部分は金になると開き直ってできる強さも持ってるんじゃないかな

激しく叱咤してもう一度憧れに向かって動きだそうかと思わせた本

いいんだよ、そこからもう一度頑張れば、何度だってやり直せるんだから、そう語りかけてくる本

本って運命的な出会いだと思うんだよね

自分の運命のアップダウンの時に出逢う本って一生モノだと思う

友もそうだよね

こんかい、戻れたのは友と本のおかげかな