今季のドラマを見ていて、
何だこれ?
というものがある。

途中で見るのを辞めちゃえばよかったのに、
ほぼ全部見てしまった。

『366日』
8話くらいまで見たが、
何が言いたいのか全然分からず。

今季流行りの記憶喪失を用いて、
高校時代の恋愛や青春と今も続く恋愛が描かれるが、
ダラダラダラダラそれが続く。
「HYの曲が良いのは分かったって!」と叫びたくなるくらい
曲が多用され、それしか残らない。


『Destiny』
全話見たが、無理やり感が凄いドラマだった。
大学法学部で知り合った男2人女3人の友達がいて、
その中で2人が付き合うのだが、実はその2人の親が昔、
政治家の汚職事件で争った検事と弁護士で、
検事は不正を疑われて自殺したという過去が明らかになる。
そこで付き合っている当人が慌てるのではなく、
なぜか当人とは別の女の子が慌て出して、そのことを追求し始めて、
付き合っている男にも「これでいいの?」と脅迫のようなことをし始める。
この展開が意味不明。

それから10年くらい経ち、付き合っていた女の子は父親と同じ検事になり、
別の彼と付き合っているのだが、そこに大学時代の過去の男が現れて、
過去の男が事件を起こし、さらに男がガンであることが分かる。
過去の男の担当検事が、付き合っていた女の子で、
ガンの担当医が、今の彼で、
その事件の別の被疑者が大学時代の友人の一人という、
半径5mの登場人物で全てが進むあり得ない展開。

「それがDestiny!」と言われてしまえばそれまでなのだが、
凄そうな謎が隠されているという雰囲気を醸し出しているのに、
全部が近場で起きていると、あまりのリアリティの無さに冷める。


『Believe-君にかける橋-』
話は面白いし、この先どうなるのかと気になって、
楽しんで見ているが、
不可解なのが、橋を作っている人たちが1千万程度の裏金で橋を壊すか?ということ。

真相はまだ不明なのだが、一部の経営不振の業者が1千万程度の裏金を貰い、
その見返りに橋を崩落させるため、強度不足の部材を発注し、
それを施工し橋を崩落させた。
いくら何でもそんなことするか?
と思ってしまう。
東京の命運をかけた橋という大規模工事で発注した部材なら、
受注側も強度を検証しているはずで、
橋の崩落が起きれば、すぐに調査が入り判明すること。
そんな安易な方法を取るか?


『くるり~誰が私と恋をした?~』
まだも記憶喪失の女性が、記憶を失う前に付き合っていた彼を探すのだが、
「自分が彼氏です」という男が3人現れて、
その3人ととっかえひっかえデートするという
良く考えるとヤバい話。

もし男女が逆で、男が3人の女性ととっかえひっかえデートしまくっていたら、
女性蔑視と言われそうだが、その逆だとドラマになる。


『アンチヒーロー』『アンメット』は、文句なく面白い。