数日前に、会社員時代の同期から
「来月で退社するので、飲み会やるけど来る?」
連絡があり、昨日、東京の調布へ行ってきた。

会社にいたのが約12年で、会社を辞めてから13年経っていて、
それでも声をかけてくれたのが嬉しい。


夕方、車で家を出て、
約2時間かかって、久々の調布へ。

調布を出てから13年経っているので、
調布駅周辺はかなり景色が変わっていた。

店に行くと、今も会社に残っている同期男が3人いて、
少しして女性1人がやってきて、同期5人が集合した。

ん?女性って3人残ってたよな?
と思っていたら、1年前くらいに2人が退社したとのこと。

入社時は18人くらいだった同期が、
来月に1人退社し、会社に残るのは3人になった。


今の会社のこと、プライベートの近況などを話しながら、
後半、退社する同期に、退社する理由や、今後について聞いたのだが、
言葉が出ないくらい驚いた。

まだまだ働ける50歳で会社を辞めるのだから、
退社後、次にどうするか決まっていると思っていたのだが、
「考えていることはある」程度で、
転職先などは決まっていないとのことだった。


自分は、今、農業をしながら頻繁に、
「次男が就職する10年先まで、
 家のローンがある20年先まで、
 このまま収入があってちゃんと生活できるか?」
という不安がある。

それが、同期は、退社後の収入源など心配していない様子。

確かに、独身で、それなりの収入もあって貯蓄もあって、
25年勤続の退職金もあって、23区外ではあるが都内に持ち家もあって、
余剰金で投資もしていて、悠々自適感があるのだろう。

50歳でそんな選択肢があり得るなんて、という衝撃もあった。

予想外の話の驚きと衝撃で、
かける言葉が出てこなかった。


3時間くらい話をして、店を出て、
「じゃあまた今度」
という感じで別れるときに、
同期の1人が握手を求めてきて、
全員と握手をしたのが、また嬉しかった。


会社は、自分が退社したあとに、同じ金融グループの大企業に吸収され、
社員は各拠点へ散り散りとなり、来年には本社ビルから撤退となる。
そんな激動の中で、担当するシステムも出勤場所も役割も頻繁に変わって・・・
本当に大変な中、仕事をしていると感心する。

また次に会えるのを楽しみに、
調布から深谷まで帰宅した。