大変遅くなりましたが、お盆の時期を利用して8月10日から17日にかけて、モンゴルに旅行してきました。
「親に貰った三角帽子 風に取られてなるものか 吹くよ砂漠の蒙古風 走るラクダの鈴が鳴る ヒョロロン ヒョロロン ヒョンヒョロロン」この歌は小生がまだ小学校に入る前のラジオ放送(確かオテナの塔という題名)の主題歌で、当時は殆どの人が6時半位から流れる放送を待ち焦がれたものです。それはさておき、東京から約5時間で首都ウランバートルに着きました。そこで1泊して、翌日は早朝からモンゴルチベット仏教の総本山ガンダン寺見学のあと、待ちに待ったモンゴル高原の旅です。ウランバートルから元の蒙古帝国の旧首都カラコルムまで約7時間半の間、見えるものは大草原とゲル(昔はパオと言ったと思います)2~3戸と何十頭という羊と馬と牛の群れだけという世界です。途中、居眠りして1時間位して目を覚ましても、まったく同じ視界が広がっています。その間、男女を問わず、トイレに行きたかったら大自然の中で用を足します。カラコルムに着くとツーリストキャンプに宿泊しました。翌日は元の遺跡観光で元の第2皇帝オゴデイハーンの宮殿跡等を見学しました。午後はカラコルムからツェンケルに約3時間半かけて移動しました。乗車中の景色は前日と全く同じで、大平原の中をひたすら走っているという感じです。夕方は乗馬体験です。心配していましたが、ともかく何とか乗れました。その翌日も今度はギャロップも交えて、乗馬で草原の中を遠出をしました。1日中乗馬をして、お尻がヒリヒリ痛くなりました。これを機に、日本に帰ったら乗馬少しもやってみようかなと思いました。その他、ウランバートル市内観光、モンゴル伝統民族歌舞鑑賞馬頭琴の演奏等、楽しかった私の夏の慣例のお盆休みを利用した小旅行は終わりました。十分すぎる程のカルチャーショックの毎日でした。私の海外旅行の主目的はカルチャ-ショックを受けるためと言っていいくらいです。
日光見ずして結構と言うな 百聞は一見に如かず 昔の人は本当に良いことを言っています。 我々の人生という旅もいろいろ経験してみて初めて分かることが多いのですが、時間は有限ですのであと、何年こうして旅行出来るのかなと今年初めて思いました。
月日は百代の過客にして行き交う人々も又旅人なり 松尾芭蕉