1996年アトランタオリンピックの最終聖火ランナーとしてモハメド・アリが聖火台に点火した姿。
見ていた僕は大声で叫んだ記憶がある。
もちろん涙が出た。

最高の演出だった。


そして長嶋茂雄さん。
言うまでもなく子供の頃からのあこがれの野球選手。

2004年に脳梗塞で倒れたというニュースには愕然とした。


モハメド・アリ、長嶋茂雄いずれも、その後の不自由な姿を隠すことなくメディアにも出ている。
もちろんある程度の制限はあるのだろうけど。

その姿を見て勇気づけられる人がいるのではないかという気持ちだという。

アリが頑張ってるんだから、長嶋が頑張ってるんだから。
これは最高の勇気づけじゃないだろうか。

己の今の姿を皆にみてもらうことが、最高の勇気づけであり、エンターテイメントなんだと。

本当に根っからのエンターテイナーだと感心する。

時にエンターテイナーという言葉は悪い意味で使われるが、まったくそんなことはない。

改めて調べてみると、アリが1942年生まれ。
長嶋が1936年生まれ。
アリのほうが年下ということにもやや驚いた。

しかし、活躍した時代としてはほぼ重なる。

今の自分を隠さず見せる、晒すことで人を喜ばせる。
それが彼らの表現であり、これぞ真のエンターテイナーなんじゃないだろうか。

僕は最高の褒め言葉として使わせていただいた。

だって子供の頃からずっと楽しませてもらったんだから。