天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド準々決勝 現地観戦 | 小さな名監督のブログ

天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド準々決勝 現地観戦

開催日:2011年12月16日

会場:東京体育館 (東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1)

 

<観戦記>

天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドの準々決勝を観戦してきました。
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女子は、V・プレミアリーグの8チームが残ったので、一日でV・プレミアリーグの全チーム観戦。

各チームの新戦力チェックが出来るのがポイント。

 

男子と女子の2コートで試合が行われ、女子の試合を観戦。

時折、隣の男子の試合のボールが女子の試合のコートに飛んでくることもあり、

第4試合では、男子の選手が飛んできて、スーパーレシーブを見せる場面もありました。

リーグ戦では見られない光景です。

 

再入場が可能なので、試合の合間に選手の出待ちや入り待ちもしてみました。

 

 

<準々決勝(女子)>

第1試合

○ JTマーヴェラス 3-0 岡山シーガルズ ● (27-25、25-18、25-17)

 

<スタメン>

JTマーヴェラス:石川友紀、ブラコチェヴィッチ・ヨヴァナ、位田愛、芥川愛加、橋本直子、吉澤智恵、(L)井上琴絵

 

岡山シーガルズ:山口舞、川畑愛希、関李香、宮下遥、福田舞、森和代、(L)丸山亜季
 

 

JTのセッターは橋本直子がスタメン出場で、竹下佳江は第1セット終盤に途中出場のみ。

 

全セットともに、1stTTOはシーガルズのリードでの試合展開だったが、

中盤以降は、JTの攻撃力が上回り勝利した。

特に、ブラコチェヴィッチ・ヨヴァナがスパイク、ブロックに大活躍。

スパイクの撃ち方が巧い印象。

 

この日勝利したJTだが、2つアクシデント発生!

 

第1セット終盤、リベロ・井上琴絵が足を負傷して退場

→代わって、臼井千景が出場。好レシーブで見事に代役を果たした。

 

第3セット中盤、芥川愛加が手を負傷して退場

→代わって、加藤千尋が出場。

 

 

JTの練習風景
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勝利のハイタッチをしているJTの選手
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第2試合

○ トヨタ車体クインシーズ 3-0 NECレッドロケッツ ● (25-23、25-17、25-19)

 

<スタメン>

トヨタ車体クインシーズ:藤田夏未、眞恵子、平松美有紀、山田真里、竹田沙希、ギブマイヤー・ローレン、(L)梶原雪路

 

NECレッドロケッツ:内田暁子、内藤香菜子、松浦寛子、モルナール・ブリジトカ、杉山祥子、松浦麻琴、(L)井野亜希子

 

 

NEC 完敗!

 

全セット終始、トヨタ車体リードの試合展開。

NECは、ミスが多く、レシーブやトスもボロボロで点差以上にボロ負けした感じ。

 

新外国人のモルナール・ブリジトカが全く戦力になっていない。

スパイクは殆ど決まらないし、サーブなどのミスも多い。

 

この試合の内容を見ているとリーグ戦が心配になってきた。

このままだと入替戦出場の危険性が高そう。

 

 

BIKY(モルナール・ブリジトカ)
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澁澤夏美
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内田暁子
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秋山美幸
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トヨタ車体は、今シーズン一番注目している、

次期全日本セッター候補(になって欲しい)・藤田夏未がスタメン出場して、

安定したトスを見せていた。特にバックトスが巧かった。

サウスポーからのキレの良いサーブも魅力。

 

試合後、藤田夏未選手にサインを貰いました。
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藤田夏未
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都築有美子
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河村聖子、今西郁瑠
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第3試合

○ デンソーエアリービーズ 3-0 久光製薬スプリングス ● (25-21、25-23、25-20)

 

<スタメン>

デンソーエアリービーズ:石井里沙、矢野美子、熊谷桜子、デラクルス・ベタニア、井上奈々朱、鈴木裕子、(L)真柴咲紀

 

久光製薬スプリングス:平井香菜子、古藤千鶴、フォフィーニャ・アナパウラ、岩坂名奈、新鍋理沙、石田瑞穂、(L)座安琴希

 

 

デンソーのブロックが見事に機能。効果的なサーブも多かった。

攻撃では、デラクルス・ベタニアの強烈なスパイクをよく決めていた。

守備では、リベロ・真柴咲紀のレシーブが素晴らしかった。ただ、トスがあまり良くなかったのが課題かな。

 

久光製薬は、新鍋理沙が不調で、第2セット途中から石井優希に交代。

リーグ開幕戦に続き、不調の新鍋理沙が心配だ。

 

 

体育館に入場する久光製薬の選手
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第4試合

○ 東レアローズ 3-2 パイオニアレッドウィングス ● (22-25、25-17、21-25、25-22、15-11)

 

<スタメン>

東レアローズ:迫田さおり、荒木絵里香、フリール・マノン、木村沙織、宮田由佳里、中道瞳、(L)濱口華菜里

 

パイオニアレッドウィングス:今野加奈子、森谷史佳、冨永こよみ、スタエレンス・シャイーヌ、香野晶子、浅津ゆうこ、(L)吉田真未

 


第1セット、序盤から木村沙織が不調、迫田さおりもいつものジャンプ力が無く決定力が無い。

スタメン出場したフリール・マノンも戦力にならず、第1セット序盤早々に高田ありさに交代。

高田ありさが攻守に良い働きを見せたが、チーム全体の決定力が無く、リズムに乗れない試合展開。

 

パイオニアは、浅津ゆうこが序盤から巧さとキレの良いスパイクで大活躍。

スタエレンス・シャイーヌ、今野加奈子と共にサイドアタッカーが得点を重ねパイオニアが第1セット奪取。

 

第2セット、中盤から宮田由佳里の効果的なサーブで連続得点で突き放し東レがセット奪取。

 

第3セット、荒木絵里香のスパイクを連続シャットアウトするなどブロックが機能。吉田真未を中心としたレシーブも良く、東レの攻撃を封じて、パイオニアがセット奪取して勝利に王手。

 

第4セット、序盤から東レのブロックが冴えわたりパイオニアの攻撃を封じた。勝負所での荒木絵里香のブロックでチームに流れを引き寄せた。

パイオニアは、攻撃がサイドに偏っていたため、スタエレンス・シャイーヌが捕まることが多かった。

東レがセット奪取して2-2のタイに。

 

第5セット、ようやく調子が上がってきた木村沙織を中心に攻撃が機能して東レが勝利した。

やはり、ここ一番はサオリンか。

 

敗れたパイオニアも健闘。レシーブやブロックがかなりレベルアップしている。

攻撃では、浅津ゆうこの加入が大きい。久光製薬時代は出場機会に恵まれなかったが、

今シーズンは、エースとしての活躍が期待出来そう。

 

 

勝利して喜ぶ東レの選手
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全体的に、全日本メンバーの選手の動きが良くないのが気がかり。

今シーズンは3レグまでしかないので、早く調子を上げて欲しい。

 

外国人選手については、NECと東レは戦力になっていないが、

他の選手は、チームの中心としての活躍が期待出来そう。

 

 

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