さて、では本格的に心のダイエットをしていきましょう。
まずは、先日でも触れましたが、自分自身を疑ってみるということです。
私たちはこれまで自分の信念や価値観によって生きてきました。
もちろん、これまで生きてこられたのは、それらがあったからです。
これは紛れもない事実です。
しかし、その信念や価値観を持っていることによって、人と衝突してきたことも、また事実なのです。
自分の信念や価値観に従うことは間違いではありません。
人が悩む多くのことは、しかし、それらがほかの人のものと違っている場合に衝突が起こります。
根本的には〝ほかの人が自分の思い通りにならない〟ということから生じます。
つまり信念や価値観が違うということです。
〝私は絶対に間違っていない、間違っているのはあの人です〟ということはありません。
誰もが皆正しいのです。
あなたの心に、あなただけの信念や価値観が、覆いかぶさっているために衝突が起こるんです。
お釈迦様の世界には「四諦(したい)」というものがあります。
その中に「集諦(じったい)」というものがありますが、意味は苦しみや悩みの元(根源)はすべて執着にあり、自分が何かに執着しているがゆえに、苦悩や煩悩が生まれることを悟るということです。
つまり、あなたのこれまでの信念や価値観に執着しているから、人とのあいだにいざこざが生じるということです。
そして、それを手放す、心に覆いかぶさった信念や価値観の皮をはがすためにも、疑ってみるということです。
例えば、休日でもなかなか家事を手伝ってくれない旦那さんに腹を立てたとしましょう。
この時のあなたの信念は、たとえ旦那さんとはいえ、家にいるときには家事を手伝うべきだというものです。
つまり、あなたの信念に、旦那さんは対立しているわけです。
だから腹が立ちます。
でも、もしも旦那さんは休日は家でゆっくり休み、また来週から一週間、仕事に行くために備えてもらおう、(まあ、こういった信念はなかなか持てないとは思いますが)という信念があれば、腹が立つことはありませんよね?(苦笑)
ましてや、旦那さんには旦那さんの信念や価値観があるわけです。
腹を立てたところで、何も解決することはありません。
せいぜい、旦那さんに愚痴を言ったり、友達や自分のご両親に〝うちの旦那は・・・〟なんて愚痴をこぼすのが関の山でしょう。
だからこそ、まずは疑ってみてください。
腹を立てる前に疑ってみてください。
〝私はどうして腹が立つのだろう、この人はどうして私と違うのだろう〟と。
実は、こう考えてみることが、相手を理解する、受け入れる始まりでもあります。
もちろん、最初からうまくはでいません。
だからこそ、意識してみてください。
人間の行動のおよそ9割は無意識のうちに行動しています。
意識して行動しているのは、1割程度しかない言われています。
その無意識の行動というのは、あなたの信念や価値観に基づいたものです。
だからこそ、意識してみてください。
まずは自分を〝疑ってみる〟です。