あなたの『これから結婚、それからの』物語…結婚、それは幸せのクライマックスではなく、まだまだほんのわずかな夢の途中 -7ページ目

あなたの『これから結婚、それからの』物語…結婚、それは幸せのクライマックスではなく、まだまだほんのわずかな夢の途中

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人間というものは、ほとんどの人が過去に生きています。

過去に自分が重要だと思われるものしか認識していないのです。



損失回避の時代だとは言うものの、それらはすべて過去の事なのです。

過去に重要だと思われることも、すべて未来の出来事に当てはめて考えてしまっているのです。

だからこそ、変えなくてはいけないのは過去を前提に考えるのではなく、未来を前提に考えるという事なのです。



結婚というのは未来です。

未来を迎えるにあたり、これこれこのくらいのものがあれば生活していけるな…というのが、今のあなたの相手の理想に表れています。

それは、過去の思考を基に考えたものです。

しかも、そこには〝あなたの存在〟が含まれていないのです。

すべて、相手に委ねてしまっているのです。


何をぬかすか!と思われるでしょうが、それが事実なのです。

なぜなら、あなたが過去に縛られて生きているからです。



前回も申しあげたとおり、今の時代において創造性が失われています。

創造性を欠いた思考では、どうしても自分自身の手で何かをやろうとは、到底考えません。

与えられたものの中でしか、考えることができないのです。

与えられたものの中でしか、動くことができないのです。

つまり、損失回避の時代において、結婚とは相手から与えられるものでしか考えていないのです。

愛情も与えられるもの、お金も与えられるもの、癒しやセックスさえも同様です。

すべて、与えられるものなのです。

なぜなら、自分が損失を被ることが嫌だからです。

損失を被ることが恐怖の対象だからです。

失う事が、何より怖いのです。



いや、私はそんなことは考えていない、と反論される方がほとんどでしょう…

でも、そうなのです…

おそらく、あなたは今の状態で異性と付き合ったとしても、苦痛にしか感じないはずなのです。

たとえば、デートの後でも、食事をした後でも、一人になるとホッとしている自分があるはずです。

すると、また考え出します…

自分は、本当にあの人の事を愛しているのか…

もっと他に、自分に本当に合う人がいるんじゃないか…

この人は運命の人じゃないのでは…

こんなに迷うようじゃ、結婚には程遠い…

となるわけです(笑)

おそらく、あなたの頭の中では、もう相手の事を考えただけで居ても立ってもいられない…デートの後もすぐさま会いたくなる、そんな状況こそ結婚する相手だと考えているはずです。

でも、実際はそれとは程遠い、じゃあ、また他の相手を探そうか…となるわけです。

なぜ、こんなことを考えてしまうのでしょうか…

それは、損失という観点からすると、非常に納得できます。

つまり、自分自身の時間が失われたと考えてしまうからなのです。

特定の異性とデートをする、食事をするということは、時間を要します。

その時間が、それほど有意義ではなかったとなれば、それはあなたにとっては時間の損失となるわけです。

つまり、ここでも相手から与えられることを考えているという事です。

デートというのは、何でもそうですが、いかに相手を喜ばせるか、ということだと私は思います。

これは女性だから、男性だからという事ではなく、同じことなのです。

いかに相手の気分を良くさせられるかという事なのです。

そのために最善を尽くすという事なのです。


相手が喜ぶ、他人を喜ばせることができれば、もうそれはハッピーです!

相手の喜ぶ顔を見れただけでも、万々歳です!


ここで重要なのは、相手が喜んでくれるという事は、その感情はあなたというたった一人の人間に向けられているという事なのです。

その喜びは、決してあなた以外の人が与えられるものではありません。

あなただから、あなたにしかできないことなのです。

それがいかにできるか、それがデートの醍醐味だと私は思います。


大事なのは、与えられるものではありません。

あなたが、何を与えるか、いかにして与えるか…です。


そういう視点で考えると、それは必ず未来になります。

過去ではありません。

つまり、与えられるものしか見えない時は過去の視点で考えている時であり、与えるものを見ている時、それは未来を視点で考えているという事なのです。

そして、結婚はというと、それは未来ですよね?

ということは、やはり未来的な視点、与えるという事を前提に考えていく必要があるのではないでしょうか…


言葉には、魂がこもるといいます。

私たちが普段何気なく使う言葉にも、その魂はこもっているのです。

なぜなら、それは私たちが生きてきた証だからです。

そして、その言葉は思いがけず、人の心を豹変させる力を持っているのです。

素直、無邪気…これほど、凍てついた大人の心を豹変させるものもないのではないでしょうか…


さて、今のような損失回避の時代において、まずあなたが何よりもやらなくてはいけない事があります。

それは、常に損失回避の観点から見ることをやめる、ということです。

これは脳の機能から言っても、非常に大切なことなのです。

では、簡単ではありますが、脳の機能というものを簡単に見ていきましょう。




ご存知のように、脳というものは私たちの思考を司る大切な部分です。

しかし、それだけに関わらず、様々な機能も持ち合わせています。

その一つが、生命を維持するということです。

生命を維持するというと、まず思い浮かぶのが心臓です。

しかし、その心臓に〝動け〟と、常に命令しているのが脳なのです。

もちろん、そんなことなど意識はしていません。

すべて、無意識のうちに行われています。

また、同時に体中に酸素を取り込むということも命令しています。

その他、体中が生命を維持するために行われる活動のすべてを脳が司っているのです。

だからこそ、脳というのは常に働いています。

もちろん、あなたが寝ている時でも…

その時に脳の活動も停止してしまったら、心臓も肺も機能しません。

つまり、死に至るという事です。

死に至らないためにも脳は、私たちの体を監視し、常に最高の状態に保つようにしているのです。

そして、この部分を主に担当しているのが、大脳辺縁系と言われている部分で、この領域は古い領域です。

この領域は、私たち人間以外のすべての動物が兼ね備えています。


しかし、私たちの脳というのは進化をしてきました。

その進化した部分、それが前頭前野と呼ばれる領域なのです。

その部分は特に、思考を司るだと言われています。

その思考を司る部分の動かし方は、実は私たちが自分で動かすことができるのです。

自分で動かすというと語弊があるかもしれませんが、つまり考え方はどのようにも変えることができるということです。



脳というのは、まず耳や目、五感から入ってきた情報を処理します。

そして処理する際、まずは、その情報を選別する必要があります。

つまり、いらない、これは必要がないと思われるもの、知っているという情報をふるいにかけてそぎ落としていきます。

なぜならば、すべての情報を処理しようとすると、脳が一瞬で餓死してしまうからです。

そうならないためにも、脳は自分で制御をし、情報を捨て去るという作業をしているのです。

制御するから覚えない、つまり忘れるのです。




あなたもこれまで、親に散々、やれあれしなさい、これしなさい、勉強しなさいと言われてきたでしょう。

でも、言われてもやりません。

なぜ、やらないのか…それは、重要ではないからです。

毎日のように言われても、それが重要ではないために、脳が親の言葉をすべて捨て去ってしまうためなのです。


目の前にあるものを見渡してみてください。

私たちは、すべてを見てはいますが、そのすべてがあなたにとって重要なものではありません。

その証拠に、さっき街中ですぐ脇を通り過ぎた人の顔など覚えていませんよね?

どんな服装だったのかも覚えていません。

なぜなら、その情報があなたにとって重要なものではないからなのです。

脳というのは、重要なものしか見ていない、認識していないのです。

とするならば、今の時代において、損失回避の時代において、あなたの脳が何が重要としているか、なのです。


つまり、損失を回避することが重要なこととなっている可能性が非常に高いという事なのです。


しかも、脳というのは一つの命令に対し、非常に忠実に動きます。

損得は関係ありません。

重要か重要じゃないという点がすべてなのです。

つまり、すべてにおいて損失を回避することが一番重要で、損失することはあなたにとって重要じゃない事なのです。

だから、損失回避することを、脳が選択しているのです。

もっと言うならば、損失回避を探し出し、それをいかに避けるか、それしか見えていないという事です。



結婚できない…それは、あなたが結婚に対し損失するものばかりにとらわれてしまい、それを自ら回避しているため、なかなか結婚に至らないのです。

そうして考えてみると、あなたの理想の相手というものも、違った角度から見ることができます。

もしかしたら高い理想を掲げるのは、自ら結婚を遠ざけているためだという可能性があるということです。

どういう事かというと、あなたの理想の相手が現れなければ結婚には至りません。

しかし、実際にはそんな相手がいないこともある程度は理解しているつもりなのです。

だからこそ、あえて結婚しないためにそんな理想を掲げているかもしれないのです。

もう一度、自分というものを振り返ってみてください…

これに気づくことができれば、あなたの結婚というものが違ったものに見えてくるはずなのです。