たとえば、好きな人ができると、どのようにして相手と仲良くなれるのか、相手の連絡先を聞き出せるのか、またどのように告白したらいいのか、何てことをよく聞かれます。
すると、まずは悩むよりも行動を起こすことです。
と、答えます。
でも、これで何かが解決するんでしょうか・・・
その人は、確かに悩んでいるんです。
自分でも、どうしていいのかわからないということです。
行動をしてくださいということは、簡単です。
もちろん、行動を起こすことは、本人もそれが何よりだと思っていることでしょう。
それでも、行動できないということは、そこに至る原因が必ずあるはずなんです。
まずは、自分が本当に望むことは、どんなことなのかということです。
もちろん、好きに人と結ばれることが望ましいことは確かです。
それは、はっきりとしています。
ですから、ここはもう少し突っ込んで、もっとリアルにイメージをしてください。
たとえば、相手がものすごく引っ込み思案で、誰に対しても〝NO!〟と言えない人だとしたらどうでしょうか?
それは、たとえお付き合いすることになっても、当然、相手の気持ちが分からずに、さらに不安や心配が募る日々を過ごすことになるでしょう。
それでは、せっかくいい返事をもらっても、相手と付き合う意味がありませんよね?
ですから、もっとリアルにイメージしてみましょう。
あなたの望むことは、相手から愛されるということですよね?
決して、お付き合いをするだけでは満足できないはずです。
では、どうしたら相手から愛されるようになるのかということです。
それを、考えてみてください。
行動を起こすのは、簡単だし、そのようにアドバイスすることは、もっと簡単です。
でも、その行動が相手のためになっていない行動であれば、それは行動しなかったほうがいいとなってしまいます。
そうです、相手もさることながら、あなた自身も傷つくということです。
そんなことを繰り返してしまうから、最終的には〝あきらめる〟という選択をしてしまうんです。
大切なのは、あなたが相手のことを考え、相手のために行動することです。
それは、あなたのためではないということです。
あなたが、好きな人が自分のことも好きになってもらいたいと思うのならば、あなたはもっと自分の魅力を引き出さないといけません。
それは、何もルックスのことを言っているのではありません。
どんな人が愛されるのか、あなたはどんな人を愛したいのか、それを考えてみてください。
相手があなたと付き合うことによって、どんな人生を描くことができるのか考えてみてください。
今の自分の中で、最大限に相手にしてあげられることは何なのかを考えてください。
でも、決して見返りを求めてはいけません。
その人のことを思い、ただその人のためだけに、あなたができることを、今できることをするだけです。
どんなふうに、連絡先を聞き出せるのか、どんな風に告白したらいいのかなんて、考える必要はありません。
それは、後からついてきます。
相手があなたを必要だと感じれば、相手は必ずあなたのもとにやってきます。