市民参加と共生のまちづくり再生を問う」集会in夕張
厚生労働省の補助事業として「財政破綻の自治体における介護福祉再生方策に関する調査・研究事業」を昨年秋から取り組んできました。
事業の報告を兼ねた集会を3月7日夕張市民研修センターで55名の参加で開催。
開会にあたり主催者を代表してワーカーズコープ連合会古谷直道理事長が挨拶。
司会の近澤さんから夕張市長鎌倉肇氏、道議会議員稲津久氏からメッセージが披露されました。12月議会で意見書採択にご尽力いただいた夕張市議の加藤喜和さん、角田浩晃さん、島田達彦さんに参加いただきました。
基調報告として夕張地域福祉事業所の吉田、協同総研の榎本木綿さん、清光園のケアマネージャーの三島京子さんが報告。
上記報告を受けパネルディスカッションを引き続き開催。
コーディネターには宮崎隆志氏 (北海道大学大学院教育学研究科教授)、
コメンテーターは向谷地生良氏(北海道医療大学教授・浦河べてるの家)。
パネラーから報告
郷土史研究家の笠嶋一さん(80才)夕張には「石炭、自然の豊かさ、支え合い」があると報告。
特別養護老人ホーム清光園の鳴海重雄施設長は「介護保険の入所施設では待機者がより多くなる事を考えると、高齢者の共同住宅(高齢者下宿)を検討している」と報告。
南部の飯島進さんは、「今後地元のダム工事が完了後は工事関係者は引き上げ以降を考えると、更に人口減少が予想される」。役に立っていないと感じている高齢者に接する機会もあり、「病院や介護施設等を利用するとそこで働く人の為になっている」と励ますことがあったと報告。
再生市民会議の須藤義さんからは「救急情報キット」に取り組んできたが、「当初は医療機関と市民と消防署のシステムとして考えていた。この間、説明会や懇談会を行っていく中で多くの市民が参加し、市民からの意見を出してもらったりメンバー手作りの紙芝居も普及のためのツールとして活躍したことなどが、市民が参加していく機会を生み出していることに気づいた」と報告。
コメンテーターの向谷地さんからは自ら関わる「浦河ベてるの家
」を引用。
「浦河の障がい者の生きづらさや、行き詰まりを解決するには当事者同士が主人公になって、解決してきた。夕張も行き詰まりや困りごとに遭遇しているが、主役は当事者である市民が主人公になる事が必要。」とコメント。
さらに「調査は基本中の基本、市民の人がわいわい議論する機会が生まれれば、そこから市民がお互いを知り合い、あらた展望がもてる。このことは、まちの新しい財産になりうる。」と助言。
夕張の再生へのヒントが得られた集会になりました。調査が単にデータの報告に終わらせないで、市民が参加していくきっかけになっていく事を今回、改めて実感しました。
最後に北海道大場本部長からまとめを報告、無事閉会。
当日は「浦河べてるの家」のメンバーも参加し仲間の作った昆布製品等の販売を行っていました。また<a href="">「降りてゆく生き方
」の上映活動も紹介されました。