3月4日─
僕の時が動き出す。
当時AKBは
僕のアイドルだった。
ファンはアイドルを支えた。
アイドルもまた
僕らを支えた。
彼女たちが
僕の生活を変えた。
彼女たちのおかげで
新しい友人もできたし
楽しい思い出や
楽しい日々を送れたと思う。
僕は彼女たちに
感謝をしている。
本当に楽しかった。
6月4日。
僕にとって
初めての握手会
僕のAKB仲間のY君は
私立に通っているため
昼からの合流となった。
初めての握手会
緊張した。
僕の推しメン
ゆきりんへの第一声は
「変顔してください」だった。
僕は後悔したよ。
ゆきりんの変顔を見ても
全然喜べないんですよ
僕はファンであることを
初めて疑った。
その時、確かに感じた。
自分の中にあった。
絶対に冷めないと思っていた
熱湯に冷水が流れるのを。
でも推しゲージが
上がりすぎておかしくなった
だけだと思い込んだ。
この握手会で
僕だけのアイドルだったはずの
ゆきりんが
皆のアイドルだと知った。
知ってしまった。
僕には握手券が
もう一枚あった。
Y君が推していた敦子が
不在だったため
二人でゆきりんと握手した。
次に僕が言ったのは
「あみなの物真似最高だったよ」
この時ゆきりんと少し
会話ができた。
そのことが凄く嬉しかった。
もし
僕がファンだということが
バレておらず
誰にも話さず独りで
応援していたならば
とっくにファンを
辞めてたと思うし
この時の気持ちも
味わえなかったと思う。
だからM君には感謝している。
M君のおかげで
僕が僕でいられた
友達ができた。
ありがとう。
続