次の日、雨もすっかりやみ
空は晴れていた
そんな日、亮輔が
僕の家に訪ねてきた。
亮輔の彼女を泣かしたんだ
絶対怒っている。
僕は恐る恐るドアを開けた。
「お前何やってんだよ!!!」
やはり怒っているようだ。
「何で美穂と
行ってやらなかったんだよ!!」
この言葉は意外だった。
亮輔は美穂が他の男と
遊園地に行こうとしていた事を
知っていたのか?
僕は言葉を返す。
「何でって…
そういえば美穂は
結局誰と行ったの?」
上手く理由を言えなかった僕は
素早く話を変えた。
亮輔もそれに応じてくれた。
「美穂は……1人で行ったよ」
「どうして…」
「お前じゃなきゃ
意味ねぇからだよ」
この言葉は美穂から聞いた。
でも亮輔が言うと
意味が変わってくる。
僕はまた「どうして」と
ふいに口から出た。
亮輔は頭をかき
しょうがないと言うような
顔をして語る。
「美穂はな
お前のことが好きなんだよ」
その言葉で僕は固まる。
言葉が出ない。
亮輔は続けた。
「お前が好きだから
お前じゃなきゃダメなんだ
他じゃ意味ねぇんだよ」
ようやく僕も
言葉が出る
「でも…でも美穂は
亮輔と付き合ってるんじゃ…」
僕の言葉に亮輔は驚き
同時に顔を赤くした。
「確かに俺も美穂が好きだった
その思いだって伝えた
でも断られたんだよ
他に好きな人がいるって」
「その好きな人って」
「だから言ってるだろ
お前だよ」
僕はまた口を閉じた。
亮輔は言う。
「俺も男らしくないよな
美穂を手に入れれないからって
美穂の恋を邪魔しようと
したんだからな」
その言葉に僕は
ひかかった。
「邪魔?」
「あぁ美穂に言ったんだよ
AKBに入れないぞって」
その話に僕は興味がわいた。
「それで…美穂はなんて?」
「AKBじゃなくても
アイドルはできる
でもまずは1人の男の子の
アイドルになりたいの
って言われた。
俺はこうも言った
未来モニターで見た
未来にしたいんだろ?
じゃ恋愛なんかしてる暇ねぇよ
ってでも美穂は
スゲーなあの未来で
まだ満足してなかった」
「どういうこと?」
「美穂は言ったんだ
あの未来にならなくても良い
もっともっと
良い未来にするから
それにね、参斗の未来を
見た時少し落ち込んだんだ。
私と参斗は仲が良い
友達のまんまなんだなって
私のもう1つの夢は
叶ってないんだなって」
「美穂がそんなことを…
それにもう1つの夢って?」
「さあな
でもその時
美穂の恋の相手が
参斗だって知り、
参斗なら協力しよう
って思ったんだ」
「協力?」
「相談にのったり
しただけだけどな」
そう言うと亮輔は少し笑った。
そして、僕はあることを
思いだしていた。
「じゃあ、2人っきりで
よく話てたあれは?」
「もちろん
お前のことを話てたんだよ
ってか見られてたんだな」
そう言うと亮輔は
また笑った。
そして、突然
真面目な表情に変わった。
「美穂のとこ、
行ってやれよ」
美穂と僕は両思いだった。
そんな喜びから一変。
そうだった、僕は
美穂にあんなひどい事を
僕は後悔していた。
「でも、僕
何も知らず美穂を傷付けた
怒ってるかも」
亮輔は少しにやけた。
「美穂がそんなんで怒るか?
行ってやれよ美穂も喜ぶぜ」
そうだ美穂は
美穂という女性は…
「ごめん亮輔
僕行くよ」
亮輔は少し
寂しそうな顔をしたが
ニッと笑った
「あぁ行ってこい」
僕はトロミーランドを目指し
走り出した。
喜びを隠すことができず
1人ニコニコしながら
走った。
続