祝婚歌・・・・ご披露宴の定番
今は昔・・・
ご披露宴の司会をしていますと、必ずと言っていい程、
披露宴の祝辞に・・・
この<祝婚歌>を朗読されて、
新郎新婦に捧げるお客様がお見えでした。
作者は、詩人の<吉野 弘さん>
昨日87歳で亡くなられたとか・・・
ご冥福をお祈りいたします。
追悼の意味を込めて
皆様に、ご披露致します。
深い抒情詩です・・・・
祝婚歌 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざなないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで 疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には 色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい



















やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ



