GW中に行った北海道神宮。桜も終わり頃でした。

 

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 さて、カイシャの中で人はさぼりがち。なぜかというと、複数の人がいれば必ず「出す力」は低下するから。

 

 実際に重い荷物を曳く仕事では、それを一人でやるときはもちろん、「全力=100%」。それが2人がかり、3人がかりとなっていくにつれだす力は減っていき、8人になると49%まで下がるそうです。

 

 会議、特にブレーンストーミング(ブレスト)のときには、少人数でやれば逃げ隠れできませんので真剣に議論をしますが大人数になればなるほどしゃべらない人が増えていきます。それは当たり前で、会議や打ち合わせでは一度にしゃべる人は一人。一人がしゃべっている間、ほかの人は黙っているわけですから会議への参加の比率は人数が増えるごとに下がっていきます。(もちろん、その場でどのような議論が行われたのか共通認識をもつ、という意味合いは残ります)

 

 また、会議では他の人の意見を「あたかも自分が考えたように思いこむ」現象がおき、実際には議論に貢献していないのに中心的な役割を果たした、と思いがち。つまり会議に参加し議論に貢献しなくても貢献したような「気になる」のです。

 

 ブレストはアイディアを引き出すのに有効な手段と思われていますが実際にはメンバーが個々に、一人で考えた方がアイディアの総量は多いそうです。

 

 社長さんからよく、

 

 「オレはこんなに真剣にやっているのに…」という声をお聞きしますが社員さんが社業にもつ真剣さはどうしても社長よりは少なくなります。理由は上に書いた通り。

 

 結果、社長は一人で真剣に悩むことを繰り返します。

 

 しかしそれは…

 

 社長を成長させるエンジンにもなるのです。

 

 誰が見ているわけでもないがいつも必死で考える…

 

 社長が孤独を感じながら働くのは大きなストレスにもなります。しかし、その孤独が社長を成長させるのです。

 

「がんばれ経営者!ひとりでもできる事業再生ノウハウ」

「できる、できるよ。必ずできる」

 

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