六根とは

眼根 (視覚)
耳根 (聴覚)
鼻根 (臭覚)
舌根 (味覚)
身根 (触覚)
意根 (意識)

「根」は
環境を認知する人間の感覚器官と
その能力を言います。



以下
現代語訳


天照大御神がおっしゃるには…

人間は地上に降ろされた
神の分魂(わけみたま)です

したがって
個人としては心静かに
社会的には世の中が緩やかに
治ることを第一に心がけます。

心とはすなわち
人間が神から授かった分魂が宿る
神性の基本となるところです。

その神の分魂が宿る心を汚したり
痛めてはいけません。

という事は…

目でいろいろな不浄を見ても
心では不浄のものを見ないように

耳でいろいろな不浄を聞いても
心では不浄のものを聞かないように

鼻でいろいろな不浄を嗅いでも
心では不浄のものを嗅がないように

口でいろいろな不浄を言っても
心では不浄のことを言わないように

身体でいろいろな不浄なものに触れても
心では不浄なものに触れないように

意識でいろいろな不浄なことを思っても
心では不浄なことをを思わないように

これらができるようになると
清く穢れなく清々しい状態になります。

さまざまな教えのように
実体(心)とその影(身体)は一体であり
実体が清ければ
その影は穢れることはありません。

これを信じて
これを根拠として

これらの心がけを実践する
人の身体の六根はとても清く清々しい。

六根が清く穢れなく清々しいので
身体の五臓(心臓・肝臓・脾臓・肺臓・腎臓)に宿る神々は穏やかであり
五臓の働きも健やかです。

五臓の神々が穏やかで
五臓の働きが健やかになれば
天の神・地の神と同根となります。

天の神・地の神=同根ということは
この世の万物の霊と同根です。

この世の万物の霊と同根なので
自分が願うことは
すべて成就します。

これこそ
この上ない霊宝という、神道のご加護です。