結ばれちゃいけない男女が惹かれあう話って面白いですよね、『ロミオとジュリエット』とか『ウエストサイドストーリー』とかが全世界で人気なのもこの系統の話がみんな好きなんだな~と思わせられます。

私の中で結ばれちゃいけない男女の話の筆頭は田村由美さんの『BASARA』なんですが、今日はその話は置いておきましょう。

(BASARAは男性にもお勧めできるめっちゃ面白い少女漫画です。未読の方、ぜひご一読ください)

 

この漫画も結ばれちゃいけない男女の話。「勇者」と「魔王」の話です。

・・・うん、まぁ確かに、結ばれちゃいかんやつだ。

珍しいのは魔王側が「女子」なこと。

この魔王様、水を被ると女の子になっちゃうのです。

(ら○ま1/2みたいだと思った方、挙手!私も思いました)

 

お話としては・・・

世界を恐怖に陥れた魔王を討伐すべく、勇者は戦いを挑む。

・・・しかし、あとちょっとのところで魔王と勇者とも海に落ちてしまい、二人して無人島に流れ着く・・・、一時休戦して二人は無人島から脱出するべく頑張る・・・

的な話です。

 

要素の一つ一つは以前からある「萌え」の要素ですが、その組み合わせ方がいいなと思いました。

 

魔王がなぜ世界の人々から恐れられる存在になっているのか、勇者と魔王の気持ちの動き・・・など、押さえるべきところはきちんと押さえて一巻分にまとまってます。

 

これ、一冊完結のファンタジーの記事書くときに毎回言ってますが、キモは

 

「いかに話を広げすぎないか」

 

だと思ってます。

一巻分にちょうどいい世界観と、登場人物とエピソードの量ってのがあると思うんです。

ここを間違うと途端に「あちゃー・・」な作品になるな~・・・と色々読んできて思いました。

その点、この「勇者と我輩の~」は上手くでいってると思いますし、初単行本でこのバランス感覚は中々だと思います。

 

ヒロインの魔王様も素直で可愛いですし、女子なのに「我輩~」って言葉も中々萌えです。

設定としてはちょっと飛び道具な設定ですが、ちゃんと活かしてたと思いますし、これはこれで。

買っても損は無かったなと思う漫画でした。

作者の野崎さんはこれが初単行本とのことなので先が楽しみな作家さんですね。

 

魔王様女の子Ver 可愛いです。