
この本の紹介の帯コメントにこの記事のタイトルに使ったコメントが書いてありました。
成程。まさに。
だって私も会いたいもん!ぶたぶたさんに!!
ぶたぶたさんとは何ぞや??と思いますよね。
ぶたぶたさんは「ぶたのぬいぐるみ」です。
この辺まではまだ普通。
ぶたぶたさんは「動くぶたのぬいぐるみ」です。
まぁ、ファンタジーならあるよね、そういう設定も。
ぶたぶたさんの中身は中年のおっさんです。
・・・・・・ん??(゜д゜;)
ここでぶたぶたさんの外見を説明しましょう。
大きさはバレーボール大で、手足の先には濃いピンクの布が貼ってあり、しっぽは結ばれ、右耳がそっくり返ってます。
目はビーズで、絶妙の感覚でついてます。
時々リュックなどを背負って歩くこともあります。
可愛い!!!
でも、中身はおっさんです。
あ、この場合、小さいおじさんがぶたぶたさんの中に入ってるというのではなく、なんていうか・・・・、ぶたぶたさんがおじさんなんです。
何だか禅問答みたいですが・・・( ̄ー ̄;
ぶたぶたさん、その可愛い外見に関わらず、渋い声をしてらっしゃり、妻子も居ます(しかも人間の)「若いころは・・・」とかって発言もしちゃいます。
つまり、ぶたぶたさんは外見がぶたのぬいぐるみがであることを除けば、「良識ある大人の男性」なのです。
いや、でもぬいぐるみじゃん!!
確かにそうなんです。
なので、登場人物たちも、「えっ!?ぬいぐるみが動いてる!?なんで!?」ってリアクションになりますし、この作品、ぶたぶたさんの存在以外は全く普通の現代のお話なので、ある意味とってもシュール。
でも、人間とは慣れるもので、登場人物たちもぶたぶたさんの存在に慣れていきますし、ここからがこのシリーズのキモ。
最初こそインパクトがあるぶたぶたさんですが、その外見に慣れてしまえば、料理も上手いし、良識もあるし、懐も深いし、平たく言うと「いい男」なのです。
このお話の主役は康隆(ヤスタカ)という男性ですが、この話のメインテーマは康隆の成長の方です。
母子家庭で育った康隆は、母親に迷惑をかけまいと「いい子」を続けてきたけど、母親の再婚を機に、会社を辞めて、自分探しをする。
その新しい働き先に選んだBarでぶたぶたさんが朝カフェをやっていた。
そんな感じでぶたぶたさんは登場してきます。
ぶたぶたさんがやっていることは、基本的に、おいしい朝カフェのご飯を出すこと。
自家製のソーセージや、鉄板に乗ったフレンチトースト、ふんわりとしたパンケーキ。
このお話、ご飯がめっちゃ美味しそうなのも魅力の一つです。
とにかく、ぶたぶたさんがぬいぐるみってこと以外は普通の現代のお話なのです。
この感覚って、猫とか犬と喋れたら・・・?
って感覚に少し似てる気がします。
人には言えないことでも、猫とか犬にだったら言いやすいこともあるかもしれない。
しかも、その猫や犬は自分より大人で、ちょっとしたアドバイスもくれたりする。
そんな癒しをくれる生き物がぶたぶたさんだと思います。
このぶたぶたさんシリーズはぶたぶたさんが色々な職業で登場するシリーズですが、共通するほのぼの感は変わらないです。
何かちょっと癒しが欲しい!そして軽くてパッと読めるものを!
そんな時にぶたぶたさんを選ぶと、ほんと、外さないです。
結構出ているこのシリーズですが、私も半分読んだか読まないかくらいなので、ほかの作品も徐々に読みたいです。
そして、ぶたぶたさんのアドバイス
ちゃんと若いころに悩んでないと、いざという時に何もできなくなっちゃうから、悩める時間があるだけ、いっぱい悩んどけ。
って言葉が何気に深い。
このぶた、やりおる。