A&F 2019 

 

買っておきながら、使ったのは数年間でようやく2回目というテントですね。

おいおいおい。と自分に突っ込みたい稼働の低さですが、このテントが悪い。

ではなくて、単純に、2人でキャンプする機会が滅多になかっただけでした。

それも、子供が家を出てしまうと、夫婦2人の生活はスネをカジられつつも、

時間だけは余裕が出てくるので、蛍でも見ながら過ごそうと持ち出した次第。

 

 

購入時に設営確認してから数年ぶりでしたが、ワンポール系らしく簡単です。

セッティングテープ四角をピン張りしペグダウン、本体4か所にペグダウンし

センターポールを突っ込めば自立。次いでフロントの3本のサブポールを入れ

ガイロープで引く。最後に本体4か所をガイロープで引いて終わり。

 

設営していて思ったのが、セッティングテープの収納の仕方が、オアシススク

リーンタープみたいで、昔を思い出して、なんだか少し懐かしい気分になれた。

 

 

フロントは特徴的ですが、後ろから見ると有象無象のタダのワンポールです。

無駄に目立たないのがいい。二人でノンビリやりたいのだから良い事です。

 

 

ブランドロゴは、有るにはありますが、至って控えめで好感が持てる感じ。

モーニンググローリーは、朝顔の英名で上からみたテント形状から命名され

ているので、どっかの小説のとある人物の能力や、どっかの大陸の気象現象

で出現する雲ではないらしい。幕体で独創的と感じたのは、パラウィングと

このモーニンググローリーです。

 

 

このフロント側デザインは、機能性と見た目の両方で、初見は感心しきりで

直ぐに使う機会はないけども買わされてしまった。財布の大敵という代物。

ハリケーンランタン2台で灯すと、上質かつクラシカルでリゾート感が出る。

蛍の鑑賞なので、暗めのライティングにしたけどコレが実にいい感じでした。

個人的にポリコットンは重くて嫌いですが、雰囲気の良さは最高だと思った。

で、居住性が高く快適なのに、外が眺められる。焚火も蛍も何もかもですね。

出入も開口部が大きく広くホント楽。ファスナーが良いのもいい。

 

 

インナーテントは吊り下げてフック2か所、ペグダウン3か所で設営する。

蚊帳みたいな感じで好みです。中に居ると時間がゆっくり流れる雰囲気が良。

素材、作り、デザイン、設営のし易さ。そして、使った時の満足感。廉価さ。

このテントが良く売れるのは、至極当然なことだと思います。

日本のアウトドア文化は、かつて難民キャンプと評された時代もあったので

すが、一つの極に達したと言えるテントだと思っています。