幸先最悪

 

 2つの小学校から生徒が集まる中学校で、入学して早々私は"いじめ"にあった。仲良くなった子を横取りされ一部の女子からの無視が始まった。私たちの小学校は男女仲が良く当たり前のように会話した。一方の学校は男子と話せる女子はスクールカーストでいうところの1軍だったそう。中学へ上がったが私は変わらず男子とも会話をしていたので目に付いたのだろう。それに相手の小学校で1軍だった一人の男子に好かれ学校の噂になっていた。こういったことが女子たちに妬まれいじめられる理由になってしまった。

 

間違った選択

 

 母は私に「自信をもって堂々と学校へ行け」と言ったが弱かった私は不登校になり悪い先輩たちと絡むようになっていった。とりあえず今が楽しければと気が済むまで遊んでいたが学校に好きな人がいた私は本意ではなかった。1年生はほとんど登校せず終わり2年になった。

 派手に見た目を変え私は再び学校へ顔を出すようになった。1年の頃とは違い私をいじめていたやつは大柄な態度をとらなくなっていた。よっしゃー!!気持ちよく学校へ行ける!と思った私。何故かというと大好きな先生に会えるから。まぁやり方は間違ったけど学校へ行こうと思えたのは良かったと思う。

 

3年生

 

 遊びと恋愛に夢中で勉強を忘れていた。受験をしようか迷っていた私の背中を先生は必死に後押しした。私は受験に向け放課後学校に残り大好きな先生に1年生の内容から教わった。省略し、受験結果"合格"先生とたくさん喜んだ。進学後先生と話したところ定員割れで落ちた子はいなかったそうです(笑)。