大好きなお姉ちゃん

 

 夜は両親が仕事でいなかったので帰ってくるまでお姉ちゃんと遊ぶ、その時間はとっても楽しかった。

一番は"家族ごっこ"母親役を姉が娘役を私で。姉は私の理想の母をやってくれていた。かわいい、かわいいと愛してくれて優しくしてくれて…。嬉しかった。現実はそうじゃなかったから。たまに役を交代して私がお姉ちゃんを愛した。今思い返すと寂しかった心の傷の舐め合いをしていたのかなと思うけどその頃はただただ楽しかったなぁ~…(笑)

 私たちにはまだ泣くことしかできない妹がいました。

オムツを変えるときも1つの楽しみ。うんちとわかったらお姉ちゃんの“最初はグー”でどっちが変えるかを決める。勝った方は変える方の鼻をつまみ匂いだけは感じさせなくしてあげる、っていうルール(笑)

辛く寂しかった幼少期。お姉ちゃんは私を全力で楽しませてくれていたと思う。そんな姉が母代わりで大好きでした。

 

今更ね…。

 

 前回の記事を見てくださった方はわかると思いますが、母は再婚しパパはいましたが私たち姉妹は全く顔が似てなくもちろん性格もバラバラでした。教えてもらったのは後々でしたが実は"種違い姉妹"だったのです。だからその時のパパは妹の父で私の父でも姉の父でもありませんでした。 続きあり…。