きっかけは大した事ではない。
自転車に飽きたので歩いてみた。
家から最寄駅まで自転車で5分。
早歩きで15分、マイペースで歩くと20分。
ダイエットのためにも自転車に乗るのをやめなければと過去に何度も思い、結局、自転車になる自分。

ダイエットの為という理由の割合は20%位で、残りは単に気分転換に近いものだった。
しかし、そこから始まった徒歩での駅通い。
自転車の頃より10分は早起きをしないといけない。
通勤にかかる時間はトータル20分増えた。
これはデメリットだ。
と、思っていた。
やってみると全く逆で、良い点に驚く。
風を切り、寒い思いで自転車に乗るのと、歩く事で駅に着く頃は体が温まり、爽快な気持ちになるのとでは雲泥の差だ。
これだけでも気持ちは真逆である。
往復でたったの30分歩いているだけでも気持ちが前向きになる。体を動かす事に体が喜んでいるように感じる。
そこから派生して他にも新しい事にチャレンジしてみようという意欲も高まる。

何かを変えると、他の何かも変えなければいけない。それが嫌だから変化を好まない。
しかし、それは自分の心の持ち方1つでどうにでも変わる。嫌な物を嫌と思わず、良い点にフォーカスしてみれば、デメリットをメリットに変えられる。
デメリットだと思っているのは自分だけで、
メリットしかない事もある。
ダサい自分から脱却しようと更に思える様になる。
この一歩は、やった人にしか分からないのかな。

進歩のスピードが早い時代だ。
取り残されないように、
自分に変化を起こして進化させる。
このサイクルを常に回して行こうと思う。
1年前の自分と何が変わったか?
1年前?変わって当たり前。
1ヶ月前とどう変わったか?
1週間前、いや、1日前とどう変わったか。
こんなサイクルじゃないと案外時間がない。