人間は少なからず、“認められたい”という欲求がある。欲求の満たし方もそれぞれだし、何に対して認められたいかも千差万別だ。
その中で、仕事に対して認められたいもあるだろう。
漠然と仕事というが、同僚から、上司から、得意先から認められると、これも様々である。
今日、得意先から認められるかもしれない場面に出くわした。
それは、納めた製品を実際に使用してもらう場面である。
ある業界での話だが、この実験が上手くいくと今までは人間の感性でやっていた仕事が大きく変わる。人の感覚だった事が数値化され、根拠のある人員配置が出来たり、人材育成にも役立つ。
私自身が認められたというよりは、製品が認められた。
しかし、その製品を提案したのは紛れもなく私である。
今までは無かった事が生まれる。
業界の方は大変喜んでいた。
私も嬉しい。
そんな場面に立ち会え、今後も関われる。
売って終わりの商売をしていない我が社の醍醐味を味わった。
今回が初めてではないが、何度でも味わいたい。
“認められたい”という欲求が満たされた瞬間だった。
おこがましいが、世の中に貢献しているという感覚。
この欲求は他では代え難い。