ある人がお客さんとの連絡は電話をなるべく使用せずにメールでやり取りをしていると、聞いた事がある。
誰かと話しをするというのは実は難しい。
友達同士なら気は楽だが、営業マンは気楽に話せない。
それは、話しながら、様々な情報を得ながら話す内容、順番、話し方などなど、瞬時に判断をして言葉にしている。
この判断を間違えると、その後の展開が難しくなる。
更には、一瞬で厳しい状況に陥る。
だから考える時間を作る為にメールを多く使うそうだ。
理由は分からなくもない。
一瞬一瞬で判断をしながら表情の見えない相手と電話で話すのはかなり気を使う。
話の内容が想像がつかない突然のお客さんからの電話。これはかなり緊張感がある。
その初動で意図しない方向に進んでしまう事もある。
特に初動がとても重要である。
最初のコンタクトで、聞くべきことを聞かない、伝えるべき事を伝えないと、とんでもない方向に進んでしまう。
しかし、お客さんと連絡をする場合は内容によって手段は使い分ける必要がある。
全てメールではそれこそ互いに間違った認識を持ってしまう事があると思う。
メールのように考える時間があっても判断を誤る事がある。
お客さんと話すというのは簡単な事ではない。
とは言え、怖くても、判断をするスピード、質を上げる為にトレーニングをするしかない。
そこから逃げても成長はない。
誤った判断をしない様に常に色んな場面を想定して、シミュレーションをして判断力を鍛えていこうと思う。